歯槽骨
歯槽骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/04 21:13 UTC 版)
![]() | この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2025年2月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
歯 |
---|
![]() |
A-歯冠 |
1-エナメル質 2-象牙質 3-歯髄 4-歯肉 |
B-歯根 |
5-セメント質 6-歯槽骨 7-血管 8-神経 |
歯槽骨(しそうこつ)とは、顎骨の骨体部と歯牙を結ぶ骨で歯槽突起とも言う。歯槽骨は、固有歯槽骨と支持歯槽骨とに分けられる[1]。人体の場合、解剖学的に独立した骨体ではない。歯槽骨の「歯槽」とは、歯を入れ置く槽という意味を持つ。
歯槽骨は、機能的・組織学的に固有歯槽骨と支持歯槽骨の二部分に分けられる。
- 固有歯槽骨(「歯槽の内壁」というと固有歯槽骨を一般的に指す)
- 層板骨:線維骨のすぐ外側を歯根膜腔とはほぼ平行に縦走する層板状の骨。
- 線維骨(束状骨):シャーピー線維が骨内に埋め込まれている骨。
また、歯根と歯根の間にある歯槽骨を歯槽中隔といい、歯間中隔(槽間中隔)と根間中隔には脈管や神経の通る栄養管がある。
脚注
参考文献
- 中塚敏弘『口腔解剖学サイドリーダー -歯科のための頭頚部解剖学・口腔解剖学要説-』(第1版第4刷)学建書院、東京都文京区。ISBN 4-7624-0106-4。
関連項目
歯槽骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/18 05:26 UTC 版)
歯根とセメント質の形成が始まるとともに、隣接した区域にて、骨の形成が始まる。骨を作る細胞は骨芽細胞と呼ばれる。歯槽骨の場合、骨芽細胞は歯小嚢から作られる。無細胞セメント質同様、膠原繊維は歯に最も近い面にて作られ、歯根膜につくまではそこに残る。 体のほかの部位の骨と同様、歯槽骨も生涯形態が変わる。特に歯に力がかかる場合、骨芽細胞が骨を形成し、破骨細胞が骨を破壊する。歯列矯正によって歯の移動が行われるとき、歯が近づく方向の骨では多くの破骨細胞が骨を吸収し、歯が遠ざかり、歯周靭帯から力を受ける方向の骨では多くの骨芽細胞が骨を形成する。
※この「歯槽骨」の解説は、「歯の発生」の解説の一部です。
「歯槽骨」を含む「歯の発生」の記事については、「歯の発生」の概要を参照ください。
「歯槽骨」の例文・使い方・用例・文例
歯槽骨と同じ種類の言葉
- 歯槽骨のページへのリンク