歯根膜
歯周靭帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 20:43 UTC 版)
歯周靭帯(歯根膜とも)は、歯槽骨に歯のセメント質を接着する特殊な結合組織である。この組織は骨の内部で歯根を覆っている。各靱帯の幅は0.15-0.38mmであるが、大きさは歳月とともに減少していく。歯周靭帯の機能には、歯を骨に接着、歯の支え、歯の移動時や触った時や萌出時の骨の形成および吸収などである。歯周靭帯の細胞には、骨芽細胞、破骨細胞、線維芽細胞、マクロファージ、セメント芽細胞、マラッセの上皮遺残が含まれる。主にI型とIII型のコラーゲンからなる線維は束にまとめられて、その位置に応じて命名される。神経供給は、一般的に骨の頂部から歯に入り、歯肉の頂上に向かって歯の周囲に網目を巡らせる。噛むなどして歯に圧力がかかった時、歯がソケット内でわずかに動いて歯周靭帯に緊張を与える。 その後、神経線維がその情報を中枢神経系に送信する。
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