骨膜とは? わかりやすく解説

こつ‐まく【骨膜】

読み方:こつまく

硬骨表面を覆う結合組織の膜。外層血管富み内層造骨細胞があって、骨の保護栄養成長再生つかさどる


骨膜

英訳・(英)同義/類義語:periosteum

骨を形成する結合組織で、骨の周囲を囲む生細胞からできた膜で、骨芽細胞分化する細胞存在する
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  骨盤  骨端  骨組織  骨膜    髄質  髄鞘

骨膜

読み方こつまく
【英】:Periosteum

骨の表面被う強靱結合組織性の膜で、関節部では関節包に続く。Sharpey線維で骨と結合する一方、骨に付着する腱や靱帯線維は骨膜に放散して一部骨質侵入する。この付着部は骨膜はしばし線維軟骨化している。骨膜は骨の太さ成長あずかり成体でも骨の再生修復能力がある。その血管緻密内の血管連絡し、また骨膜は知覚神経に富む。骨膜は胎生期から青年期に至るまでは、骨の表面骨質新生することによって骨の太さ成長をいとなんでいるが、骨の成長が止むと多数の細血管骨質中に送り込んで、その栄養助けている。しかし成人においても、骨折手術で骨が損傷を受けると骨膜は若返って再び造骨機能取り戻し骨質新生を行う。骨膜と骨質との結合至って丈夫で、丈夫なピンセット使っても、剥がしにくいことが多い。それは骨膜が骨の表面付着しているだけでなく、その結合組織線維骨質中に侵入しているからである。こうして骨膜はまた筋と骨の結合媒介をしている。

骨膜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/06 09:09 UTC 版)

骨膜(こつまく、: periosteum)は、緻密骨の外側に存在する強靭な線維性の皮膜。線維層と骨形成層から構成される。の成長期には骨形成層に存在する骨原性細胞が骨芽細胞に分化し、緻密骨の形成に関与する。成長が止まると骨膜は薄くなり、骨形成能は低下する。骨性成層には血管や神経が豊富に分布している[1]




「骨膜」の続きの解説一覧

「骨膜」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



骨膜と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「骨膜」の関連用語

骨膜のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



骨膜のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2024 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
船戸和弥のホームページ船戸和弥のホームページ
Copyright (C) 2024 船戸和弥のホームページ All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの骨膜 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS