toxoidとは? わかりやすく解説

トキソイド【toxoid】

読み方:ときそいど

細菌などがつくる毒素蛇毒などをホルマリン処理し毒性除いて抗原性だけを残したものジフテリア破傷風ハブかまれたときの毒の予防などに用いる。アナトキシン。変性毒素。→ワクチン

「トキソイド」に似た言葉

トキソイド [Toxoid]

 細菌毒素のようなタンパク質性の毒素を熱やホルマリングルタルアルデヒドなどの処理またはジアゾ化して無毒化し、免疫原性保持している毒素をトキソイドといい、その操作をトキソイド化という。フランスではホルモールトキソイドはアナトキシンとよばれている。製剤化されているものにジフテリア菌破傷風菌ボツリヌス菌などのトキソイドがあり、それらの疾患予防(接種)のために多く混合して使用されている。また、トキソイドの免疫原性高めるために、アルミニウム塩やカルシウム塩などを加えて不溶性にした沈降トキソイドもある。

トキソイド

(toxoid から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 14:37 UTC 版)

トキソイド: toxoid)は、外毒素ホルマリンなどで処理することにより、免疫原性を有した状態でその毒性を消失したもの。類毒素とも呼ばれる。不活化ワクチンの一種であるとされることもあるが、不活化ワクチンが病原体そのものを対象とするのに対して、トキソイドは細菌の外毒素を対象とするものであり、両者は異なる概念であるとされることもある。破傷風ジフテリアの予防に利用される。

関連項目

参考文献

  • 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4-88500-610-4
  • 東匡伸、小熊惠二編集 『シンプル微生物学 改訂第3版』 南江堂 2000年 ISBN 4-524-22057-7
  • Michael T. Madigan他著 室伏きみ子他監訳 『Brock微生物学』 オーム社 2003年 ISBN 4-274-02488-1

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