クロス・タビュレーション
クロス集計
【英】Cross tabulation
クロス集計とは、与えられたデータの中から複数個の項目を抽出してデータ分析や集計を行う手法のことである。
クロス集計を利用すると、複数の項目を掛け合わせて集計することにより、収集したデータをさまざまな角度から分析でき、項目相互の関係を明らかにできる。
クロス集計は、表計算ソフトやデータベースソフトの主要な機能の1つで、例えば「男性」、「20代」、「既婚」という項目を掛け合わせて集計できるため、年代や性別など回答者の基本属性の違いによるニーズや行動様式の差異を分析するのに向いている。
クロス集計で使用される項目は、2~3個程度の項目である場合が多い。より多くの項目を使用する場合は、多重クロス集計と呼ばれることも多い。4重クロス、5重クロスなどと個数で示される場合もある。
なお、Microsoft Office Excelでは、クロス集計の機能が「ピボットテーブル」という名称で搭載されている。
参照リンク
Office Excel 2003 データ入力/集計テクニック ピボット テーブルって何? どうやってつくるの? - (マイクロソフト)
クロス集計表
処理と製表をする前のデータは通常、生データ 1ないし未加工データ 1と呼ばれ、処理と製表をした後のデータは基礎データ 1ないし第一次データ 1と呼ばれる。基礎データは通常、統計表 4の形でまとめられた絶対値 3の系列 2からなる。このような表のデータは通常、年齢や子供数といった特定の変数 5ないし変量 5に関して分類されたり、特定の属性 6ないし特性 6(すなわち性、配偶関係等)に関して分類されたりする。データがいくつかの変数ないし属性に関して同時に分類されるような表は、クロス集計表 7ないし関連表(分割表) 7と呼ばれる。要約表 8は個別表 9ほど詳細でない情報をもたらす。
- 1. データが分析単位としての個人(110-2)に関するものである場合、それはミクロ・データmicro-dataと呼ばれる。集計データaggregate dataないしマクロ・データmacro-dataは、たとえば国家や一国内の行政単位といった個人以外の分析単位に関するものである。ミクロ・データは実地調査(203-5)や人口動態登録簿の標本から得られる。ミクロ・データの新たな利用源としてセンサス公共利用標本census public use sampleがあるが、これは関心をもつユーザーの分析目的のために供せられるセンサスの個票から、系統抽出ないし無作為抽出した標本である。
- 7. 母集団内における単一の変数ないし属性の分布を示す表は、一般的に度数表frequency tableと呼ばれる。
「cross tabulation」の例文・使い方・用例・文例
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