ワーク‐シェアリング【work-sharing】
読み方:わーくしぇありんぐ
《「ワークシュアリング」とも》労働時間の短縮などにより、より多くの人で仕事の総量を分け合うこと。主に、雇用の維持・創出を目的として行われる。→ジョブシェアリング
[補説] 目的によって以下のように分類される。
雇用創出型:失業者を減らすために労働時間を短縮し、多くの労働者のために雇用機会を作る。
雇用維持型:従業員一人あたりの労働時間を短縮し、社内で仕事を分け合って、一時的な景気悪化や中高年層の雇用確保に対応する。
多様就業対応型:正社員の勤務時間や勤務形態を多様化し、女性や高齢者など、さまざまな就労条件に対応した雇用機会を作る。
ワーク‐シュアリング【work-sharing】
読み方:わーくしゅありんぐ
ワークシェアリング Work sharing
ワークシェアリング
ワークシェアリングとは、1つの仕事を2人以上の従業員で分担して行うことであり、ワークシェアリングの主な目的としては雇用者数の増大、育児・介護と仕事の両立等が挙げられる。
上記目的から考えると、ワークシェアリングは4つのグループに分類が可能である。
① 雇用維持型(緊急避難型):一時的な経済状況の悪化に対応するべく、各従業員の労働時間を短縮し、より多くの雇用者数を確保する
② 雇用維持型(中高年対策型):中高年層を雇用するために、各従業員の労働時間を短縮し、より多くの雇用者数を確保する
③ 雇用創出型:失業者に職を提供すべく、国・企業単位で労働時間を短縮し、より多くの人々に職を提供する
④ 多様就業対応型:短時間労働等の多様的な勤務体系を提供することで、女性や高齢者などより多くの人々に職を提供する
雇用者数増大・失業率改善、家庭と仕事の両立といったメリットの他に、以下のようなメリットが挙げられる。
・自己研鑽の時間が設けられる
・余暇増加にともない消費が活性化する
・家族や友人と過ごす時間が増える
・心身ともに休養できる
一方で、以下の様なデメリットが生じる。
・給与が下がる
・労働者数の増加にともない、社会保障費や従業員育成コストが増える
ワークシェアリング 【Work Sharing】
ワークシェアリング work-sharing
全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
一人当たりの労働時間を短くし,多くの人で仕事を分かち合うこと
- 一人当たりの労働時間を短縮し,多くの人の雇用を維持・創出しようという考え方であり,具体的な取組には幾つかの形がある。
- 従来よく言われてきたのは,景気の悪化を乗り越えることなどのために,従業員一人当たりの勤務時間を短縮して,多くの従業員の雇用を維持しようとする取組である。
- 最近注目されてきているのは,短時間労働者を正社員として雇用する機会を増やし,過剰な残業を減らしたり,生涯段階に応じて働き方を選べるようにしたりする取組である。社会全体で仕事を分かち合おうとする取組であるが,「多様な働き方のできる職場環境の整備」などと説明することも考えられる。
- 上記の二つの形は,2002年に政府・日経連・連合により合意された「ワークシェアリングについての基本的な考え方」の中に,それぞれ「緊急対応型ワークシェアリング」「多様就業型ワークシェアリング」として,盛り込まれている。
- 「ワークシェア」という語形で用いられることもあるが,意味は同じである。
「work sharing」の例文・使い方・用例・文例
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