WBA王座返り咲き
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2014年3月26日、後楽園ホールにて、WBA世界スーパーフライ級暫定王者デンカオセーン・カオウィチットとWBA世界スーパーフライ級王座決定戦を行い、4回と8回に右ストレートでダウンを奪い8回50秒KO勝ちを収め王座返り咲きに成功した。4月8日、WBAの3月度月間優秀選手賞に選ばれた。 2014年9月5日、WBAは元世界3階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級2位の亀田興毅との指名試合の入札を同月17日の午前11時にパナマのWBA本部で行うと通達を出した。 2014年9月8日、ボクサーライセンスが失効中の亀田興毅は日本のリングに立てないことなど日本国内の特別な事情を汲み、選択試合を認めるようWBAに要望してきたが、WBAから反応はなく、17日に入札を開くとの連絡がワタナベジムに入った為、ワタナベジムの渡辺均会長は「これまでも事情を説明してきたが、WBAに対してもう一度抗議する」として、JBCを通じて文書で抗議する方針を示すなど、最低落札額は8万ドル(約840万円)で、WBA規定により75%が河野公平に、残りの25%が亀田興毅に配分される同月17日に行われる予定の指名試合の入札を回避する方向でWBAに働きかける考えを示した。翌9日、JBCは「今回の入札に関しては、いかなるプロモーションが落札するにせよ、ライセンスを持たないボクサーの試合をJBCは管轄しない」とし、河野公平 対 亀田興毅戦の日本開催を認めないことや、JBCがWBAの暫定王座制度などに異議を申し立ててきた事実を挙げた上で「今回の指名挑戦者の選定に関しても、当財団は大いなる疑念を持ち、そのことはWBA本部にも伝えてきた。当財団としては、今後のWBAの世界王座や世界タイトルマッチに対する取扱いを再考する時期に来ているのかもしれないと感じることもある」と強い文言でWBAへの憤りを表すなど河野公平と亀田興毅による指名試合の入札についての見解を発表した。 2014年9月18日、河野陣営と亀田陣営は河野公平と亀田興毅による指名試合の入札を回避することで合意し、WBA本部で予定されていた河野公平と亀田興毅による指名試合の入札は中止となった。 2014年12月31日、大田区総合体育館にて、WBA世界スーパーフライ級5位のノルベルト・ヒメネス(ドミニカ共和国)と対戦。初回から相手の足を使ったテクニックに翻弄されるが、6回にローブローで相手に減点を課せられ、得意の後半戦でポイントを取り返し12回1-1(116-111、112-115、114-114)の判定で引き分けたが初防衛に成功した。 2015年10月16日、シカゴのUICパビリオンで元世界3階級制覇王者でWBA世界スーパーフライ級2位の亀田興毅と対戦し、12回3-0(115-109、113-111、116-108)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した。11月10日、WBAの2015年10月度の月間優秀選手賞に選出された。 2016年4月27日、大田区総合体育館でWBA世界スーパーフライ級7位のインタノン・シッチャムアンと対戦し、12回3-0(3者共に119-106)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した。 2016年8月31日、大田区総合体育館でWBA世界スーパーフライ級1位で暫定王者のルイス・コンセプシオンと対戦し、12回0-3(113-115、112-116×2)の判定負けを喫し王座統一による4度目の防衛に失敗、2年5ヵ月保持していた王座から陥落した。
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