UWF版とは? わかりやすく解説

UWF版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 07:14 UTC 版)

WWFインターナショナル・ヘビー級王座」の記事における「UWF版」の解説

1983年新間寿お家騒動責任を取らされる形で新日本プロレス追放されたものの、依然としてWWF会長の座にあった。そこから新間当時引退したタイガーマスク初代)埋もれさせたくないと、タイガーマディソン・スクエア・ガーデンでのWWF大会出場させ、その試合模様を「ワールドプロレスリング」のなかに設けたWWFのコーナー放映する、といった私案マスコミ語っていたものの、これは私案のままで終わる。 1984年3月25日マディソン・スクエア・ガーデンにて、突如として「WWFインターナショナル・ヘビー級王座決定戦」が開催された。これに出場したのはカナダ出身のピエール・ラファエル、そして、新日本プロレス当時籍を置きながら謎の欠場続けていた前田明だった。試合前に当地WWF関係者から直々に激励受けたという前田は、短時間王座獲得成功決まり手アバラ折りコブラツイスト)だった。 前田獲得したこの「WWFインターナショナル・ヘビー級王座」のベルトには、認定団体の名称(WWF)を差し置いてまで「UWF」の文字大きく書かれており、前田東京スポーツ記者その意味問われると「そうです、僕はUWF行きます」「今の新日本正規軍革命軍抗争明け暮れ本当プロレスできない」と答えUWFへの移籍認めた。このタイトルマッチ用意されチャンピオンベルトは、当時 藤波辰巳保持していたチャンピオンベルトとは全くの別物ありながらタイトル名称が同じという物議を醸すものであった。言わば、同じ名称のチャンピオンベルトが2本同時に存在するとなったその後新間正式に団体UWF発足させ、それと同じオフィス内に「WWF日本支部」を設置した前田王座奪取東京スポーツなどで「藤波の同名王座無効?」といった見出しと共に報じられたが、当然ながら藤波始めとする新日本プロレスサイドは黙っていなかった。報道でこの件を知った藤波は「ひとつだけ言えるのはファン甘く見るということ。新団体ができてハイ新しベルトできました、ではファン納得すると思う?」と不快感示したうえ、前田IWGPリーグ戦への参加呼びかけた。 また、坂口征二副社長は「冗談じゃない。この王座新日本プロレス管理運営があるんだ」と主張、さらに「問答無用仕事師」の異名頭角現し藤原喜明は、UWF殴りこんだうえでの前田との一騎討ち要求した。のちに藤原は特別参加の形でUWF参戦前田とのシングルマッチ実現したが、これに件の王座賭けられることはなかった。 その後選手離脱加入などが相次いだUWFにおいて、前田王座防衛戦機会逸する形となり、結局日本では一度タイトルマッチが行われないまま(海外では1984年5月21日マディソン・スクエア・ガーデンにて、レネ・グレイ相手防衛戦行っているが、これが最初で最後防衛戦となっている)、王座返上の形で事実上封印されるに至った。 尚、この王座は『UWFヘビー級王座』に改称された。前田率いる「RINGS」の公式サイトにある前田自身プロフィールにおいて、「元はWWFインターナショナル・ヘビー級王座だったが、旧UWFWWFの関係が消滅した同時に改称される」といった注釈付きで、「UWFヘビー級王座」と紹介されているのがその最たる例である。

※この「UWF版」の解説は、「WWFインターナショナル・ヘビー級王座」の解説の一部です。
「UWF版」を含む「WWFインターナショナル・ヘビー級王座」の記事については、「WWFインターナショナル・ヘビー級王座」の概要を参照ください。

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