UFO Files
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 20:48 UTC 版)
「ドラゴントライアングル」の記事における「UFO Files」の解説
2006年9月4日、アメリカのケーブルテレビ局ザ・ヒストリー・チャンネルの未確認飛行物体情報番組「UFO Files」にて、ドラゴンズ・トライアングルの特集番組『Pacific Bermuda Triangle』(訳:「太平洋のバミューダ・トライアングル」。タイトル画面には日本語で「太平洋、バミューダ島、三角形」とも表示)が放映された。 番組はバーリッツの『The Dragon's Triangle』(邦題:魔海のミステリー)を基にして作られたものだが、海域は日本中心部、グアム、マリアナ諸島間へと変更されている上、表示された図形ではパラオ近辺まで海域が拡大されていた。 また、この本に書かれたUFO事件の中で、ドラゴンズ・トライアングル内で発生したとされるものは、第二次世界大戦中のフー・ファイター目撃例(目撃者、日時不明)しかないため、番組では江戸時代の虚舟伝説、幕末にマシュー・ペリー艦隊の一員が目撃したとされる流星、1965年に瀬戸内海上空で航空機から目撃された、ラムダロケットと見られる発光体、1986年の開洋丸などを加え、ドラゴンズ・トライアングルに結びつけて紹介している。 番組に「ジャーナリスト/作家」の肩書で登場し、吹き替えで目撃証言への疑問を述べた山本弘によると、1971年のP-2V失踪に関して日本側コーディネーターが自衛隊に問い合わせたところ、ボイスレコーダーが回収されて事故原因も判明していると回答されたが、それをアメリカ側の制作者は受け入れず、陰謀論を唱えていたという。 山本は収録日までに新聞を調べ、新聞のコピーと共にバーリッツの誤りをディレクターに伝えていたというが、第五海洋丸は「Kaio Maru 5」と誤ったまま番組に登場した。1981年に金沢沖でUFOに遭遇したとされながら実在が確認できない「Taki Kyoto Maru」の事件も、ドラゴンズ・トライアングル付近での事件としてコンピュータグラフィックスでの再現映像と共に紹介されている。番組には矢追純一や韮澤潤一郎といった日本のUFO研究家が登場していたにも関らず、「Taki Kyoto Maru」の解説はBill Birnesが行っていた。山本が渡したものと見られる日本の新聞のコピーは、海域で起きたとされる事件を語る際の背景映像として、記述内容とは無関係に使われていた。
※この「UFO Files」の解説は、「ドラゴントライアングル」の解説の一部です。
「UFO Files」を含む「ドラゴントライアングル」の記事については、「ドラゴントライアングル」の概要を参照ください。
- UFO Filesのページへのリンク