St Pancras railway stationとは? わかりやすく解説

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セント・パンクラス駅

(St Pancras railway station から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 23:57 UTC 版)

セント・パンクラス駅
St Pancras International
セント・パンクラス駅
セント・パンクラス駅
セントラル・ロンドンの地図上でのセント・パンクラス駅の位置
所在地

セント・パンクラス英語版

北緯51度31分48秒 西経00度07分30秒 / 北緯51.53000度 西経0.12500度 / 51.53000; -0.12500
行政区 カムデン・ロンドン特別区
運営 ネットワーク・レール(国内列車用ホーム)[1]
ユーロスター(国際列車用ホーム)[2]
所有者 ロンドン・アンド・コンティネンタル・レイルウェイズ[3]
路線 ミッドランド本線
ハイ・スピード1
テムズリンク
駅コード STP, SPX(STPは国内・SPXは国際)
ホーム数 15本
バリアフリー 対応
ゾーン 1
NR年間乗降員数
2009–10 18.020 百万人[4]
2010–11 22.032 百万人[4]
2011–12 23.046 百万人[4]
2012–13 24.298 百万人[4]
— 乗換   3.469 百万人[4]
2013–14 26.046 百万人[4]
— 乗換   3.504 百万人[4]
歴史
1868年10月1日 (1868-10-01) 開業[5]
2006年7月15日 ミッドランド本線用ホーム再開業
2007年11月6日 駅が正式に再開業し新しい名前でスタート
2007年11月14日 ユーロスター乗り入れ開始
2007年12月9日 テムズリンク用地下ホーム開業
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度31分48秒 西経0度07分30秒 / 北緯51.530度 西経0.125度 / 51.530; -0.125座標: 北緯51度31分48秒 西経0度07分30秒 / 北緯51.530度 西経0.125度 / 51.530; -0.125
備考 IATA空港コード QQS
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ステイションホテル 入口
駅舎 側面
東口と北側増築部分
停車中のユーロスター
駅構内のショッピング・コンコース

セント・パンクラス駅(セント・パンクラスえき、英語:St Pancras station)は、イギリスロンドンの主要ターミナル駅のひとつ。ロンドンからレスターシェフィールドリーズなどのイングランド中東部へ向かうミッドランド本線のターミナル駅であるとともに、2007年からは英仏海峡トンネルへとつながる高速鉄道路線であるハイ・スピード1 (HS1) も乗り入れている。ナショナル・レールの列車としてミッドランド本線、HS1、そしてテムズリンクの国内列車が発着するほか、パリブリュッセルへ向かう国際列車ユーロスターも当駅を起終点としている。なお、国際列車の発着があるため正式名称には「International」が付加される[6][7]

概要

1868年ミッドランド鉄道のターミナル駅として開業した。駅舎はジョージ・ギルバート・スコット卿の設計によるもので宮殿のようなヴィクトリア朝ネオ・ゴシック建築は、セントパンクラス・チャンバーズと呼ばれている。左翼に時計塔を配置した左右非対称の構成が特徴となっている。プラットフォームの全長210メートルの大屋根(トレイン・シェッド)はウィリアム・バーローによる設計である。このシェッドは近年ユーロスターの乗り入れに合わせて北側に拡張された。

地上には西側からミッドランド本線用の1-4番線、ユーロスター用の5-10番線、HS1国内列車用の11-13番線が、地下にはテムズリンク用のA線とB線の全部で15線ある頭端式の駅である。近くには、キングス・クロス駅、および地下鉄キングス・クロス・セント・パンクラス駅があり、これら三駅間の徒歩移動に便利なようにコンコースが設置されている。

IATA空港コードQQS」が割り振られている。

ユーロスター

ユーロスターは、開業以来ロンドン側のターミナルをウォータールー駅としていたが、途中区間で在来線を走行するために、イギリス国内で速度が上げられないことが課題となっていた。そこで、専用の高速新線(CTRL)を建設し、ロンドン側を当駅に接続することが決定された。この工事の2期区間が完成したため、2007年11月14日より当駅がユーロスターのロンドン側ターミナルに変更され発着するようになっている[8]

プラットホーム

プラットホーム 運行会社 Use
1-4 イースト・ミッドランズ・レールウェイ英語版 ノッティンガム、レスター、ダービー、シェフィールド、バーンズリー、リーズ他行き 長距離列車
5-10 ユーロスター パリ、ブリュッセル行き 国際列車
11-13 サウスイースタン ケント沿岸部方面 国内高速列車
A-B テムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ ベッドフォード、ピーターバラ、ケンブリッジ他 - ブライトン他 テムズリンク

その他

  • ユーロスターがウォータールー駅に代わって当駅発着となる前後の時期には、ナポレオンが群集に向かって「OUBLIEZ WATERLOO(ワーテルロー(英:ウォータールー)は忘れろ!)」と宣言する姿を描いた広告が、ユーロスター運行会社によってパリを中心に新聞や駅などに掲載された。これは、ウォータールー駅の駅名のもととなったウォータールー橋が、ウェリントン公率いるイギリス軍がナポレオン率いるフランス軍を撃破したワーテルローの戦いから命名されたものであることにちなんでいる。
  • 2008年11月13日には下着姿の116人が本駅に集まり、「パンツ姿で公共の場所に集まった人数」のギネス記録を更新した。
ベチェマンの銅像
  • 1960年代には壮大な駅舎を古臭いとして取り壊す計画が立てられたことがあったが、詩人ジョン・ベチェマン(のちの桂冠詩人)を中心として保存運動が盛り上がり、駅舎は守られた。現在これを記念して、コンコース上階に上を見上げるべチェマンの銅像が据えられている。

隣の駅

ナショナル・レール
イースト・ミッドランズ・レールウェイ英語版
ミッドランド本線
セント・パンクラス駅 - レスター駅英語版
セント・パンクラス駅 - ルートン・エアポート・パークウェイ駅英語版
セント・パンクラス駅 - ルートン駅英語版
セント・パンクラス駅 - マーケット・ハーボロ駅英語版
テムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ
テムズリンク
ファリンドン駅 - セント・パンクラス駅 - ケンティッシュ・タウン駅
ファリンドン駅 - セント・パンクラス駅 - セント・オーバンス・シティー駅英語版
ファリンドン駅 - セント・パンクラス駅 - ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
ファリンドン駅 - セント・パンクラス駅 - フィンズベリー・パーク駅
サウスイースタン
ハイ・スピード1
セント・パンクラス駅 - ストラトフォード国際駅
国際列車
ユーロスター
ハイ・スピード1
セント・パンクラス駅 - カレー・フレタン駅
セント・パンクラス駅 - リール・ユーロップ駅
セント・パンクラス駅 - パリ北駅
セント・パンクラス駅 - ブリュッセル南駅

キングズ・クロス・セント・パンクラス駅

キングズ・クロス・セント・パンクラス駅はカムデンに位置するキングズ・クロス駅とセント・パンクラス駅にサービスをしているロンドン地下鉄の駅である。トラベルカード・ゾーンは1に属している。

ロンドン交通局
ロンドン地下鉄
サークル線
ユーストン・スクエア駅 - セント・パンクラス駅 - ファリンドン駅
ハマースミス&シティー線
ユーストン・スクエア駅 - セント・パンクラス駅 - ファリンドン駅
メトロポリタン線
ユーストン・スクエア駅 - セント・パンクラス駅 - ファリンドン駅
ノーザン線
ユーストン駅 - セント・パンクラス駅 - エンジェル駅
ピカデリー線
ラッセル・スクウェア駅 - セント・パンクラス駅 - カレドニアン・ロード駅
ヴィクトリア線
ユーストン駅 - セント・パンクラス駅 - ハイベリー・アンド・イズリントン駅

脚注

  1. ^ Station Facilities: London St Pancras Domestic (STP)”. National Rail Enquiries. 2008年9月9日閲覧。
  2. ^ Ownership and Structure (eurostar.com)
  3. ^ About London & Continental Railways (High Speed 1)
  4. ^ a b c d e f g Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  5. ^ “Opening of the new Midland terminus in London”. Leicester Journal (England). (1868年10月9日). http://www.britishnewspaperarchive.co.uk/viewer/bl/0000321/19031112/071/0005 2017年7月29日閲覧。 
  6. ^ name=DOTOfficial name of the station according to the Department of Transport, released in response to a Freedom of Information Act request at Whatdotheyknow.com retrieved 2008-12-02.
  7. ^ Official name of the station according to the London Borough of Camden released in response to a Freedom of Information Act request at Whatdotheyknow.com retrieved 2008-12-02.
  8. ^ 五十畑弘『図説日本と世界の土木遺産』秀和システム、2017年、127頁。ISBN 978-4-7980-5223-6 

参考文献

  • 交通新聞2007年12月14日第4面記事

外部リンク


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