ロンドン・ブリッジ駅とは? わかりやすく解説

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ロンドン・ブリッジ駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/13 02:26 UTC 版)

ロンドン・ブリッジ駅
London Bridge station
ロンドン・ブリッジ駅
セントラル・ロンドンの地図上でのロンドン・ブリッジ駅の位置
所在地 ロンドン・ブリッジ
行政区 サザーク・ロンドン特別区
運営 ネットワーク・レール
路線 テムズリンク
サウス・イースタン本線
グリニッジ線
ブライトン本線
タッテナム・コーナー線
ケータラム線
アウター・サウス・ロンドン線
インナー・サウス・ロンドン線
駅構造 地上駅高架駅
駅コード LBG
ホーム数 15
バリアフリー 対応
ゾーン 1
NR年間乗降員数
2004–05 37.020 百万人[1]
2005–06 37.416 百万人[1]
2006–07 47.577 百万人[1]
2007–08 54.125 百万人[1]
歴史
1836年12月14日 開業
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度30分18秒 西経0度05分10秒 / 北緯51.505度 西経0.086度 / 51.505; -0.086座標: 北緯51度30分18秒 西経0度05分10秒 / 北緯51.505度 西経0.086度 / 51.505; -0.086
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駅北口
ザ・シャード」側の駅入り口
改札
高架下のコンコース
プラットフォーム 上から
4番線の電車

ロンドン・ブリッジ駅英語:Lodon Bridge station)は、サザーク・ロンドン特別区にある、ナショナル・レールロンドン地下鉄の駅である。駅はロンドン橋の南東すぐの位置にあり、 比較的広い敷地を持っている。世界で最も古い鉄道駅の1つであり、ロンドンで4番目に乗降客数の多いターミナル駅である。

ウォータールー駅と同様、テムズ川以南に位置するため、地下鉄サークル線には接続していない。駅はネットワーク・レールの管理する18の旧イギリス国鉄の駅のうちの1つであり、トラベルカード・ゾーン1内にある。

地下鉄駅にはジュビリー線ノーザン線バンク支線が乗り入れている。駅は切符売場、エントランス・エリア、トゥーリー・ストリートの出入口、そしてボロ・ハイ・ストリートの出入口から構成されている。

歴史

ロンドン・ブリッジ駅の開業は1836年で、デットフォード駅と共に現代のロンドン大都市圏にある最も古い鉄道駅である[2]。通過式プラットフォームと頭端式プラットフォームを備えている。

沿革

  • 1836年12月14日ロンドン・アンド・グリニッジ鉄道によりトゥーリー・ストリートに開業。
  • 1839年6月5日ロンドン・アンド・クロイドン鉄道が接続。駅には、木製のトラス構造の56フィート×212フィート(17メートル×65メートル)の傾斜屋根があった。
  • 1844年7月に合同駅が開業したが、1850年に廃止された。
  • ロンドン・アンド・グリニッジ鉄道の高い通行料のため、ロンドン・アンド・クロイドン鉄道とサウス・イースタン鉄道の駅が廃止されたが1853年に再建され、1866年に拡張された。駅には縦88フィート横655フィート(縦27メートル横200メートル)のトラス構造の一枚屋根があった。
  • 1861年、ターミナルホテルが開業。1892年にLBSCRのオフィスとなり、1941年に取り壊された。
  • ロンドン・アンド・グリニッジ鉄道のプラットフォームは取り壊され、1864年1月11日、新しい通過型プラットフォームが供用開始された。これにより、ウォータールー・イースト、チャリング・クロス、ラックフライアーズ、キャノン・ストリートの各駅まで路線が延長された。
  • 1925年サザン鉄道により駅が統合された。
  • イギリス国鉄が大規模再開発に着手し、1978年9月15日に正式に開業した。設計は建築家N.・D・T・ウィクレイが請け負った。

駅改造

2009年から2017年にかけて老朽化した駅の施設を作り替える工事が行われた。まず、駅隣接地にザ・シャードという超高層ビルが2012年に完成した。この時にコンコースとバスターミナルが新設された。次に頭端式プラットフォームの数を9から6に減らして、通過式プラットフォームを6から9に増やす工事が行われた。バリアフリー化のため、リフトやエスカレーターの新設と高架下の拡張が行われ、レンガ積アーチの一部は解体され鉄筋コンクリート造に置き換えられた。駅の入り口も2か所新設された。工事中は列車の運行を変更して駅を通過させる措置がとられた。2018年、ウィリアム王子臨席のもと新駅舎の完成を祝った。

ナショナル・レール

北側の1番線から9番線は通過式プラットフォームであり、1番線から3番線はサウスイースタンが運行するキャノン・ストリート駅発着の列車が、4番線と5番線はテムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)が運行するテムズリンク系統の列車が、6番線から9番線はサウスイースタンが運行するチャリング・クロス駅発着の列車がそれぞれ使用する。南側の10番線から15番線は頭端式であり、ロンドン南部やサウス・コーストへ向かうサザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)の列車が発着する。

ダイヤ

平日オフピーク時の1時間当たりのダイヤは以下の通り。

テムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ
南行
北行
サウスイースタン
キャノン・ストリート駅発着・南行
  • 2本 - ヘイズ駅英語版行き
  • 2本 - オーピントン駅英語版行き
キャノン・ストリート駅発着・南行循環系統
  • 各方向2本 - (キャノン・ストリート駅 - )ロンドン・ブリッジ駅 - グリニッジ駅英語版 - ウーリッジ・アーセナル駅英語版 - シドカップ駅英語版 - ロンドン・ブリッジ駅( - キャノン・ストリート駅)
  • 各方向2本 - (キャノン・ストリート駅 - )ロンドン・ブリッジ駅 - グリニッジ駅 - ウーリッジ・アーセナル駅 - ベクスリーヒース駅英語版 - ロンドン・ブリッジ駅( - キャノン・ストリート駅)
キャノン・ストリート駅発着・北行
  • 12本 - キャノン・ストリート駅行き
チャリング・クロス駅発着・南行
  • 2本 - ベクスリーヒース駅経由ダートフォード駅英語版行き
  • 2本 - シドカップ駅経由ダートフォード駅行き(緩行)
  • 2本 - シドカップ駅経由グレイヴセンド駅英語版行き(準速達)
  • 2本 - ルイシャム駅英語版・ウーリッジ・アーセナル駅経由ダートフォード駅行き
  • 2本 - ヘイズ駅行き
  • 2本 - セブノークス駅英語版行き
  • 2本 - タンブリッジ・ウェルズ駅英語版行き
  • 2本 - タンブリッジ・ウェルズ駅経由ヘイスティングス駅行き
  • 1本 - ドーヴァー・プライオリー駅英語版行き
  • 1本 - カンタベリー・ウェスト駅英語版経由ラムズゲート駅英語版行き
チャリング・クロス駅発着・北行
  • 18本 - チャリング・クロス駅行き
サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)
南行
  • 2本 - クリスタル・パレス駅英語版経由ロンドン・ヴィクトリア駅行き
  • 2本 - タルス・ヒル駅英語版経由ケータラム駅英語版行き
  • 2本 - ケータラム駅・タッテナム・コーナー駅英語版行き(パーリー駅英語版で分割)
  • 2本 - フォレスト・ヒル駅英語版経由クールズドン・タウン駅英語版行き
  • 2本 - クリスタル・パレス駅経由ベックナム・ジャンクション駅英語版行き
  • 2本 - ウェスト・クロイドン駅英語版経由エプソム駅英語版行き
  • 1本 - オクステッド駅英語版経由アックフィールド駅英語版行き

ロンドン地下鉄

ロンドン・ブリッジ駅
London Bridge station
ロンドン・ブリッジ駅
グレーター・ロンドンの地図上でのロンドン・ブリッジ駅の位置
所在地 ザ・ボロ
行政区 サザーク・ロンドン特別区
運営 ロンドン地下鉄
路線 ジュビリー線
ノーザン線(バンク支線)
ホーム数 4
バリアフリー 対応
ゾーン 1
地下鉄年間乗降員数
2004 44.362百万人
2007 56.954百万人[3]
歴史
1900年
1999年10月7日
C&SLR 開業
ジュビリー線開業
テンプレートを表示
ノーザン線プラットフォーム
ジュビリー線プラットフォーム

ロンドン・ブリッジの地下鉄駅は、ノーザン線のボロ駅バンク駅の間、ジュビリー線のサザーク駅とバーマンジー駅の間にある。駅はロンドン地下鉄ネットワークで6番目に乗降客が多く、また名前に「ロンドン」を持つ唯一の駅である(ナショナル・レールのターミナルは、例えば「ロンドン・ウォータールー」のように「ロンドン」を冠するが、地下鉄駅は単に「ウォータールー」である)。

元々ノーザン線の列車は、ロンドン・ブリッジ駅を迂回してキング・ウィリアム・ストリート駅終着駅(現在は廃止)まで走っていた。しかしバンクの新駅建設で輸送力に余裕ができたことにより、ロンドン・ブリッジ駅からの新しいトンネルが建設され、接続されることになった。駅の入口は元々ロンドン・ブリッジ・ストリートとステーション・アプローチの角にあるスリー・カッスルズ・ハウスにあったが、その後ボロ・ハイ・ストリートとトゥーリー・ストリートへ移転した。ノーザン線のプラットフォームは、1990年代にとジュビリー線の開業に備えてプラットフォームと乗り換え通路を増やすために改築された。

ノーザン線の駅は1900年2月25日シティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道(C&SLR)のボロ駅からバンク駅およびムーアゲート駅への新ルートの一部として開業した。ジュビリー線の駅は1999年10月7日にジュビリー線延伸の一部として開業した(ただし列車はその前月からノン・ストップ運転を行っていた)。ジュビリー線を建設するため、周囲の道路で開削作業を順次移動させるために数か月にわたる大規模な工事が行われた。新しい切符売場はナショナル・レールの駅下のアーチの中に作られ、乗り換えが改善された。開削中に陶器モザイクの砕片を含む様々なローマ帝国の遺物が発見された。現在それらは駅で展示されている。

両線にそれぞれ、2つのプラットフォームとトゥーリー・ストリートとを結ぶ2基のエスカレーターがある。4つのプラットフォームはすべてボロ・ハイ・ストリート出入口と直接繋がっている。

駅周辺

ロンドン橋

駅名の元になったロンドン橋テムズ川に最初に架けられた橋であり、橋の南詰は古くから商業地として栄えていた。橋の北側はシティ・オブ・ロンドンである。近くにはロンドン・リバー・サービシズのピア(桟橋)がある。東部のカナリー・ワーフグリニッジ、および西部のエンバンクメントへの遊覧船テムズ・クリッパーを運航している。

事故

  • 1884年2月1日LBSCのテリア機関車71番「ウォッピング」の牽引する午後12時5分ロンドン・ブリッジ発ヴィクトリア行きの列車がD1タンク機関車と衝突し、プラットフォームの出口を塞いだ。2両の客車が脱線した[4]
  • 1895年11月27日、LB&SCRのテリア機関車70番「ポプラ」が車止めに衝突した[4]
  • 1948年1月23日午前9時30分、6PANと6PULユニットから編成される列車(8時5分シーフォード発と7時30分オーレ発)が、本来腕木式信号機で停車しなければならないところを、入線が許可されてしまった。このため列車は信号を通過し、8時20分ブライトン発の空の貯蔵車と時速15から20マイル(時速24から32キロメートル)で衝突した。この列車は2つの6PANユニットから編成されていた。衝突された列車は車止めを通過し、売場を破壊した。この事故は3人の死者と34人の負傷者を出した[5]
  • 1999年1月8日、当駅のすぐ近くでスパ・ロード・ジャンクション鉄道事故英語版が発生した。

隣の駅

ナショナル・レール
テムズリンク(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ
ブラックフライアーズ駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - ノーウッド・ジャンクション駅英語版イースト・クロイドン駅英語版
ブラックフライアーズ駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - デトフォード駅英語版
サウスイースタン
ウォータールー・イースト駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - ルイシャム駅英語版オーピントン駅英語版
キャノン・ストリート駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - ニュー・クロス駅英語版
キャノン・ストリート駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - デトフォード駅
サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)
ロンドン・ブリッジ駅 - ニュー・クロス・ゲート駅英語版/ノーウッド・ジャンクション駅/イースト・クロイドン駅
ロンドン・ブリッジ駅 - サウス・バーマンジー駅英語版
ロンドン地下鉄
ジュビリー線
サザーク駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - バーマンジー駅
ノーザン線
ボロ駅 - ロンドン・ブリッジ駅 - バンク駅

近くの駅

ナショナル・レール

ロンドン地下鉄

脚注

  1. ^ a b c d Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  2. ^ 五十畑弘 『図説日本と世界の土木遺産』秀和システム、2017年、126頁。ISBN 978-4-7980-5223-6 
  3. ^ Multi-year station entry-and-exit figures (Microsoft Excelの.xls)”. London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  4. ^ a b Middlemass, Tom (1995). “Chapter 5”. Stroudley and his Terriers. York: Pendragon. ISBN 1 899816 00 3 
  5. ^ Moody, G. T. (1960) (3rd edition ed.). Hampton Court, Surrey: Ian Allan Ltd.. pp. 138. ISBN 

参考文献

  • Ransom, P. J. G. (1990). The Victorian Railway and How It Evolved. Heinemann 
  • Simmons, J. (1995). The Victorian Railways. Thames and Hudson 

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