ザ・シャードとは? わかりやすく解説

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ザ‐シャード【The Shard】

読み方:ざしゃーど

英国首都ロンドンテムズ川南岸ロンドンブリッジ駅隣接して建つ、細長いピラミッド型超高層ビル地上87階、高さ310メートル2012年完成。オフィス・レストラン・ホテル・集合住宅展望台などを備えている。シャードは英語で「破片」の意。外壁には1万上のガラス板用いられている。ロンドンブリッジタワー


ザ・シャード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 06:43 UTC 版)

ザ・シャード
ザ・シャード
施設情報
所在地 イギリスロンドンサザーク区
座標 北緯51度30分16秒 西経0度5分12秒 / 北緯51.50444度 西経0.08667度 / 51.50444; -0.08667座標: 北緯51度30分16秒 西経0度5分12秒 / 北緯51.50444度 西経0.08667度 / 51.50444; -0.08667
状態 完成
着工 2005年
建設期間 2008年 - 2012年
開業 2013年
用途 ホテル、オフィス、マンション、展望フロア、商業施設
地上高
最頂部 310 m
屋上 306 m
最上階 87階、17階
各種諸元
階数 87階、17階
延床面積 82,219 m2、39,963 m2
関連企業
設計 レンゾ・ピアノ
施工 セラー・プロパティ・グループ
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ザ・シャード、テムズ川タワーブリッジ

ザ・シャード英語: The Shard)、またはシャード・ロンドン・ブリッジ(英語: Shard London Bridge)は、イギリス首都ロンドンロンドン・ブリッジ駅の南西側に所在する超高層ビル2008年9月に着工[1]2012年7月5日に外構が竣工した[2]。地上87階建て、尖塔高310メートル[3]。建設中は「ロンドン・ブリッジ・タワー」(London Bridge Tower)とも呼ばれた。

概要

建築設計はポンピドゥー・センター関西国際空港旅客ターミナルビルで知られるイタリア人建築家レンゾ・ピアノ(Renzo Piano)[2][4]

ピラミッドを垂直に引き伸ばしたような形状をしており、互いに接触しない8つの面からなる[5]。この外観は、カナレットがロンドンの風景画に描いた帆船マストや教会の尖塔をイメージしたものである[6][7]。外壁は英語で「破片」を意味する"Shard"の名称通り、角度を付けてガラスが取り付けられており、透明度の高い低鉄ガラスが用いられていることとあいまって、天候で変化する空の様子を刻々と映し出す[5]

2 - 28階がオフィス(54,488 m2)、31 - 33階がレストラン(5,761 m2)、34 - 52階がホテル(16,198 m2)、53 - 65階がマンション(5,772 m2)、68 - 72階がルーフテラス含む展望施設等(758 m2)、75 - 87階が塔屋となる[8][9]。ホテル部分には、シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツがロンドン初のホテル施設として入居する予定[10]。52階にはスパが設けられる[8]

また、タワーに隣接して、17階建てのザ・プレイス(The Place)[11]またはロンドン・ブリッジ・プレイス(London Bridge Place)と呼ばれるオフィスビルも建設予定である。ザ・プレイスは、1 - 17階(39,963 m2)全てがオフィスとなる計画[12]

2012年9月3日にアンドルー王子と、英国の著名な登山家クリス・ボニントンら40人が屋上から同時に懸垂下降を行った。これは教育関連慈善団体「Outward Bound Trust」と退役海兵隊員基金「Royal Marines Charitable Trust Fund」により支援されたもので、現役および退役軍人のための資金集めが目的である。なお、アンドルー王子はこれに先立つ7月5日の当建物の落成式にも出席している[13]

脚注

関連項目

外部リンク



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