サザーク区とは? わかりやすく解説

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サザーク【Southwark】

読み方:さざーく

[一]英国首都ロンドン中心部テムズ川南岸地区名シティー南側隣接しロンドン市庁舎・テートモダン・グローブ座・タワーブリッジ・ザ‐シャードなどがある。

[二]英国首都ロンドン中心部寄りにある行政区インナーロンドン構成するロンドン特別区一つ。区の北端[一]がある。

サザークの画像
町のようす/撮影・HerryLawford http://os7.biz/u/BQQCF

サザーク区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/01 14:00 UTC 版)

サザーク区
London Borough of Southwark
ロンドン自治区
標語:United to Serve

グレーター・ロンドン内における区の位置
地位 ロンドン自治区
主権国家 イギリス
構成国 イングランド
リージョン ロンドン
典礼カウンティ グレーター・ロンドン
設置 1965年4月1日
区役所所在地 サザークツーリー・ストリート
行政
 • 種別 ロンドン区
 • 議会 サザーク・ロンドン区議会
 • 統治体制 リーダーと内閣制 (労働党)
 • 首長 (政治職は設置せず)
 • ロンドン議会議員 Florence EshalomiLambeth and Southwark区選出)
 • 英国議会下院議員 Harriet Harman (Lab),
Neil Coyle (Lab),
Helen Hayes (Lab)
 • 欧州議会 ロンドン選挙区
面積
 • 計 28.85 km2
域内順位 303位(全317地域中)
人口(2018年中期推計値)
 • 計 317,256人
 • 順位 37位(全317地域中)
 • 密度 11,000人/km2
 • 民族構成[1]人口密度 39.7% イギリス系白人
2.2% アイルランド系白人
0.1% ジプシー系白人又はアイリッシュ・トラベラー
12.3% その他の白人
2% 白人とカリブ系黒人の混血
1.3% 白人とアフリカ系黒人の混血
1% 白人とアジア系の混血
1.9% その他の混血
2% インド系
0.6% パキスタン系
1.4% バングラデシュ系
2.8% 中国系
2.7% その他のアジア系
16.4% アフリカ系黒人
6.2% カリブ系黒人
4.2% その他の黒人
0.8% アラブ系
2.4% その他の民族
等時帯 GMTUTC+0
 • 夏時間(DST BSTUTC+1
郵便コード SE
市外局番 020
ONSコード 00BE
GSSコード E09000028
警察機関 ロンドン警視庁
消防機関 ロンドン消防局
ウェブサイト www.southwark.gov.uk

サザーク・ロンドン自治区 (サザーク・ロンドンじちく、: London Borough of Southwark) は、イングランドロンドン南部にある、インナー・ロンドンを形成するロンドン自治区の一つで、テムズ川を挟んでシティ・オブ・ロンドン(シティ)の南に隣接する。サザークの名前は9世紀に遡る。現在の自治区は1963年ロンドン政府法の規定に基づき、1965年に設置された [2]:5

区域内のサウスバンクにはロンドン・ブリッジ駅があり、ザ・シャードをはじめとする観光地への接続拠点となっている。

本地域にはシェイクスピア演劇グローブ座が復元されており、国立美術館テート・モダン帝国戦争博物館のほか、1817年に大衆に開館したイギリス最古の公立ダルウィッチ美術館(ダリッジ・ピクチャー・ギャラリー)などがある。また、帝国戦争博物館の向かい側には聖ジョージ大聖堂が建つ。

テムズ川には1963年に退役したイギリス海軍の巡洋艦ベルファストが係留され、16世紀の海賊ドレークが使ったゴールデン・ハインドの複製もある。テムズ河畔のビルであるバトラーズ・ウォーフヘイズ・ガレリア、あるいはドックランズ界隈には桟橋ドックがあったが、1980年代から一帯の都市再開発が進んだ。

地理

西部はランベス区、北部はテムズ川を挟み西から東にシティ・オブ・ロンドンタワーハムレッツ区、東部はルイシャム区、南部はクリスタル・パレス地区を介して西から東にランベス区やクロイドン区ブロムリー区と接する、

地区

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経済

経済面ではシティテムズ川対岸にあたるため、プライスウォーターハウスアーンスト・アンド・ヤングなどの会計監査ファーム、ドバイシンガポールなどにもあるLawrence GrahamなどのローファームActis Capitalなどの運用会社投資ファンドが集中している。

同様に新聞メディアでは、タワー・ブリッジの上流西隣ロンドン・ブリッジ界隈にあるThe News Building に、News UK傘下各紙(タイムズサンデー・タイムズタブロイド紙のザ・サン)のほか、米ダウ・ジョーンズ、及び同ダウ傘下の米ウォール・ストリート・ジャーナルなどが入居している。
さらに、Wireless Group傘下のラジオ各局(TalksportTimes RadioVirgin Radio UK)、出版社ハーパー・コリンズなども入居しているが、以上挙げた各社とも全てルパード・マードック率いる米ニューズ・コープ傘下になる。

また、フィナンシャル・タイムズ本社がサザーク・ブリッジ界隈 2 Southwark Bridge Road にあったが、2019年に1980年代まで入居していたシティのBracken House に戻った。

サウス・バンク地区には、2018年に入り世界最大の広告代理店グループWPPグループの主要本社機能がメイフェアから the Sea Containers House に移転し、また、ハーグとロンドンに二本社体制を敷いていたセブン・シスターズ(石油メジャー)のロイヤル・ダッチ・シェルは、行政区域は西側隣接ランベス区内になるが、サウス・バンクのロンドン・アイに接したシェル・センター (Shell Centre) に本社機能を集約させている。

教育

大学等

ロンドンサウスバンク大学の学生数は2万3千人になる。ロンドン芸術大学は二つのカレッジを置く。また、欧州一と言われる医療大学のキングス・カレッジ・ロンドンは近隣ガイズ病院などと統括教育を行っている。

初等学校・中等学校・特別支援学校

イギリス一の規模になるパブリック・スクールダリッジ・カレッジが同地にある。

図書館

フェミニスト図書館がペッカムのソジャーナ・トゥルース・コミュニティ・センターに入っている[3]

交通

関係者

出身者

居住その他ゆかりある人物

脚注

  1. ^ 2011 Census: Ethnic group, local authorities in England and Wales, Office for National Statistics (2012). 2011年の国勢調査に使われた設問などについては、英語版Classification of ethnicity in the United Kingdomを参照。
  2. ^ 阿部孝夫 "先進諸国における地方自治システム" 『地域政策研究』第2巻 第1・2合併号 高崎経済大学地域政策学会 1999年10月 2018年6月21日閲覧
  3. ^ FEMINIST LIBRARY AND INFORMATION CENTRE - Charity 1174735” (英語). prd-ds-register-of-charities.charitycommission.gov.uk. 2025年7月1日閲覧。
  4. ^ Harrod, Horatia (2014年4月16日). “Charlie Chaplin: London's greatest son”. 2021年3月31日閲覧。


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