カムデン・タウン駅とは? わかりやすく解説

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カムデン・タウン駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 15:52 UTC 版)

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カムデン・タウン駅
Camden Town
カムデン・タウン駅
グレーター・ロンドンの地図上でのカムデン・タウン駅の位置
所在地 カムデン・ハイ・ストリート英語版
行政区 カムデン・ロンドン特別区英語版
運営 ロンドン地下鉄
路線 ノーザン線
ホーム数 4
ゾーン 2
改札外乗換 カムデン・ロード英語版 [1]
地下鉄年間乗降員数
2010 20.96百万人[2]
2011 20.99百万人[2]
2012 21.61百万人[2]
2013 22.52百万人[2]
鉄道会社
開設時の所属会社 チャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道
歴史
1907年6月22日 開業
1924年4月20日 ユーストンからの連絡線開業
WGS84 北緯51度32分22秒 西経0度08分34秒 / 北緯51.5394度 西経0.1427度 / 51.5394; -0.1427座標: 北緯51度32分22秒 西経0度08分34秒 / 北緯51.5394度 西経0.1427度 / 51.5394; -0.1427
テンプレートを表示
カムデン・タウン駅
 1907 - 1924年 
アーチウェイ
ゴルダーズ・グリーン
上階
カムデン・タウン
下階
チャリング・クロス
 1924年以降 
アーチウェイ
ゴルダーズ・グリーン
上階
カムデン・タウン
下階
ウエスト・エンド経由
チャリング・クロス
バンク経由シティ

カムデン・タウン駅(カムデン・タウンえき、英語:Camden Town tube station)はロンドン地下鉄ノーザン線の駅である[3]。当駅はノーザン線の4方向の路線が乗り入れる主要駅で、ロンドン地下鉄の中でも最も利用客の多い駅のひとつである。週末にカムデン・マーケット英語版が開かれる際には混雑が特に激しくなり、危険防止のため改札制限が行われることもある[要出典]

当駅の隣にはチョーク・ファーム駅ケンティッシュ・タウン駅が、南隣にはモーニントン・クレセントユーストン駅があり、当駅はトラベルカード・ゾーン2英語版に含まれる。

歴史

当駅はチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道(Charing Cross, Euston and Hampstead Railway、CCE&HR)開業時に設置された駅のひとつとして1907年6月22日に開業した。南から伸びてきたチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道の路線は当駅でハムステッド方面とハイゲート方面に分かれるため、当駅は独特のV形の構造となっている。ハムステッドへの路線はチョーク・ファーム・ロード英語版の、ハイゲートへの路線はケンティッシュ・タウン・ロード英語版のそれぞれ下に建設された。工事期間中に支障する建物の持ち主への補償を最小限とするため駅構造物を道路の下に構築したが、道路の幅が狭かったために両方向とも南行ホームの上に北行ホームがある2層構造となった。

V字形構造の頂点部では平面で交差することなく南側から来た列車が北側のどちらの支線にも乗り入れられ、かつ、北側から来た列車がどちらの支線からであっても南側に直通できるようにされたため、4本のトンネルが建設された。さらに、シティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道(City & South London Railway、C&SLR)がチャリングクロス・ユーストン・アンド・ハムステッド鉄道の親会社であるロンドン地下電気鉄道に買収された際、シティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道の路線がユーストンからカムデン・ハイ・ストリート英語版の下を通って当駅まで延伸され、両社の路線が接続された。南から当駅に乗り入れたシティ・アンド・サウス・ロンドン鉄道からの列車も平面で交差をせずに北の二つの支線に乗り入れできるよう改築されたため、当駅の構造は大変複雑なものとなった[4][要文献特定詳細情報]

両社の路線が統合されてノーザン線となって北の2支線と南の2支線の間相互の列車が設定された上、当時はホームに次の列車の行く先を知らせる装置が設置されていなかったため、乗客は次の列車が自分の目的地に行く列車か判断できず、混乱をきたしたとされている。

エレベーターと非常用階段はVの字の真ん中にあたる場所に設置され、そこから4つのホームに至る、ホームへの行き来でそれぞれ1本、計8本の通路が設けられた。後年、混雑緩和のため、駅舎と北側に設けられた踊り場の間をエスカレーターで結び、2つの北行ホームへの各2本の通路と、北行ホームから南行ホームに降りる通路が設けられた。この改築で使われなくなったエレベーター用の竪穴のうち1つは換気用に転用された。

駅舎西側は1940年に爆撃で破壊されたが、完全には修築されないまま現在にいたっている。

改築計画

当駅は週末にカムデン・マーケット英語版カムデン・ハイ・ストリート英語版を訪れる観光客で混雑し、日曜日には改札制限が行われることもあるほか、土曜日の混雑も激しくなってきている。混雑緩和のため、ロンドン交通局は駅の改築案を発表した[5]が、駅周辺の建造物を解体する必要があったことから反対運動がおこり、2005年に計画は取り下げられている。

2013年、ロンドン交通局はこれとは別の、2018年着工、2025年完成予定の駅改築計画を発表した[6][7][8]

接続

他の鉄道路線

ロンドン・オーバーグラウンドストラトフォードハッキニー・セントラル英語版ゴスペル・オーク駅英語版リッチモンド英語版方面の列車が発着するカムデン・ロード駅英語版が当駅北にある。

バス路線

ロンドンバス24、27、29、31、88、134、168、214、253、274、C2、深夜バスN5、N20、N28、N29、N31、N253、N279が当駅を経由し、46が当駅付近を通過する。

駅周辺

当駅を含む8つの駅には駅の下に防空壕が設けられている。防空壕への入り口はバック・ストリートとアンダーヒル・ストリートにある。

ギャラリー

脚注

  1. ^ "Out of Station Interchanges" (Microsoft Excel). Transport for London. May 2010. 2012年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ Cite webテンプレートでは|accessdate=引数が必須です。 (説明)
  2. ^ a b c d Multi-year station entry-and-exit figures (Microsoft Excelの.xls)”. London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ Tube Map (pdf)”. ロンドン交通局. 2015年4月13日閲覧。
  4. ^ WebCite query result”. 2015年4月13日閲覧。
  5. ^ Camden Town Redevelopment”. alwaystouchout. 2007年11月21日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ New upgrade plan for Camden Town underground station unveiled”. Camden New Journal (2013年9月13日). 2015年4月13日閲覧。
  7. ^ We Need To Talk About Camden: The Future of the Northern Line”. London Recommendations (2013年5月6日). 2015年4月13日閲覧。
  8. ^ Fit for the Future – Stations (pdf)”. Transport for London. p. 8 (2013年11月21日). 2015年4月13日閲覧。

外部リンク





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