ぱしふぃっくびいなす
| 1998年4月に就航した我が国で一番新しいクルーズ客船。「フレンドシップ」をコンセプトに、クルー全員が最高のおもてなしで迎える船内は、肩の凝らないカジュアルさと心華やぐエレガントさを併せ持っている。「エコロジー&ヒューマニズム」をテーマに設計されたラウンジやバーなどのパブリックスペースは特に充実。さらに06年1月の改装では、11階にネイルアート&ケア、エステティック、ボディセラピーを集めた「びいなすサロン」を、6階には「スモーキングコーナー」を新設した。 |
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クルーズエリア
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●日本近海 ●東南アジア ●オセアニア ●南太平洋 ●アラスカ ●世界一周 |
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船籍:日本 建造年:1998年 総トン数:26,561トン 全長:約183.4m 全幅:25m 喫水:6.5m 航海速力:20.8ノット(最大) デッキ数:12層(乗客スペース7層) |
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乗員定員:644名 乗組員総数:220名 乗組員一人に対する乗客数:2.9人 |
ぱしふぃっくびいなす
(Pacific Venus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/18 14:03 UTC 版)
| ぱしふぃっくびいなす | |
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能代港にて(2017年)
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| 基本情報 | |
| 船種 | クルーズ客船 |
| 船籍 | |
| 所有者 | 新日本海フェリー |
| 運用者 | 日本クルーズ客船 |
| 建造所 | 石川島播磨重工業東京第一工場(3095) |
| 母港 | 大阪港 |
| 姉妹船 | おりえんとびいなす |
| 船級 | NK, JG[1] |
| 信号符字 | JPEI |
| IMO番号 | 9160011 |
| MMSI番号 | 431281000 |
| 改名 | EASTERN VENUS(2024-) |
| 経歴 | |
| 起工 | 1997年5月16日[2] |
| 進水 | 1997年9月29日[2] |
| 竣工 | 1998年3月30日[2] |
| 就航 | 1998年4月12日[3] |
| 運航終了 | 2023年1月4日(日本クルーズ客船) |
| 要目 | |
| トン数 | 7,955トン[2] |
| 総トン数 | 26,518トン[4] |
| 載貨重量 | 4,202トン[1] |
| 全長 | 183.4 m[4] |
| 垂線間長 | 160.0 m[2] |
| 最大幅 | 25.0 m[4] |
| 喫水 | 6.5 m[4] |
| デッキ数 | 12層 |
| 機関方式 | ディーゼル |
| 主機関 | ディーゼルユナイテッド 12PC2-6V 2基[2] |
| 推進器 | 2軸[4] |
| 最大出力 | 13,636 kW[2] |
| 定格出力 | 12,386 kW[2] |
| 最大速力 | 21.9ノット[2] |
| 航海速力 | 20.8ノット[1] |
| 航続距離 | 7,000海里[1][2] |
| 旅客定員 | 720名[2] |
| 乗組員 | 204名[4] |
| フィンスタビライザー装備[4] | |
ぱしふぃっくびいなす (Pacific Venus) は、日本クルーズ客船が運航していたクルーズ客船。
概要
「おりえんとびいなす」の準同型船として全長8m・幅1m拡大した設計で[3]、日本籍で2番目に大きなクルーズ客船であった。「ニューゆうとぴあ」の代替船として1995年より建造計画に着手し[5]、研修船やチャーター船の需要の減少を受け[5]、レジャークルーズに重点を置いた構造で[1]、内装は「エコロジー&ヒューマニズム」をコンセプトとして設計されていた[6]。船名は1997年1月からの一般公募で決定された[7]。1998年4月12日に就航、東京発着40日間のベトナム・シンガポールなど東南アジア8カ国周遊クルーズを初の営業航海とした[3]。
中短距離のクルーズを中心に運行されたが、2001年には初の世界一周クルーズを行いオセアニアクルーズなどのロングクルーズも行っていた[8]。
2006年1月にはキッズルームをビューティサロン室「びいなすサロン」に転用、6階にスモーキングコーナーを設置するリニューアルを実施した。
2008年12月にはスポーツジム「ジムナジウム」の拡張や展望浴室へのスチームサウナ設置、家具のリニューアル等の改装を実施[9]。
2020年3月より、新型コロナウイルスの感染拡大により運行を休止した。1年以上の休止を挟んで2021年夏より運行再開となったが、わずか計8コース(19泊分)の催行に留まり、再び2021年8月から運航を休止した[10]。2022年3月より定員を削減して感染対策を徹底して運行を再開したが、その後も新型コロナウイルス禍の影響で乗客が半分以下に落ち込み収益が悪化[11]。乗員のコロナ感染や[12]、寄港先の自治体の要請で8-9月のクルーズが中止になるなどした[13]。
2022年12月27日の神戸発「びいなすニューイヤークルーズ」をもって客船事業を終了することが発表された[14]。神戸を出港して石垣島・沖縄本島・奄美大島を巡るツアーであった。麻倉未稀のスペシャルステージも開催された。1月4日に神戸港第4桟橋に戻り、日本での運行を終えた。この最後の9日間のツアーの代金は、495,000円から2,111,000円であった[15]。
最後のクルーズののちに、兵庫県相生市のJMUアムテック(旧石川島播磨重工業)のドックに入渠して船体リフレッシュ&メンテンナンスが行われた[16]。
EASTERN VENUS
2023年12月、韓国のドゥウォン商船に売却されパナマ船籍の「EASTERN VENUS」と改名され中国での改修工事を受けるためにJMUアムテックを離れた[17]。東海港を拠点とした日本海沿岸や東南アジア方面への運航や[18]、台湾を拠点とした沖縄方面への運航を検討している[19]。2024年12月24日から就航し、デビュークルーズは釜山港発着で12月25日に佐世保港・12月26日に鹿児島港に寄港した[20][21][22]。
2025年にはミキ・ツーリストが日本正規代理店となり、ゆたか倶楽部・読売旅行チャーターにより移籍後初の日本発着クルーズとして同年12月30日から3泊4日の博多港発着松山・釜山寄港のコースを催行[23]。
設備
階段室は前後2か所にあり、それとは別にロビーには5-6-7階を繋ぐらせん階段が配置された[1]。エレベーターは前方に3基、後方に1基が設置された。「現」はEASTERN VENUS時代の名称。
- 12階[24]
- トップラウンジ「サテライト」 - 宇宙をイメージしたデザインとした[6]。船体中の煙突の前方に位置し、スポーツジムの上に位置していた。現・メンバーズラウンジ。
- ゲームコーナー
- サンデッキ
- 11階[24]
- オブザベーションラウンジ「グラン・シャリオ」 - 空をイメージしたデザインとした[6]。船の先端部に位置し、後方にバーカウンターが設置され、前方には白いピアノが置かれていた。現・マゼランラウンジ[25]。
- びいなすサロン(エステティック・ネイルサロン・ボディセラピー)
- プール&ジャグジー
- プールサイドデッキ
- プールサイドバー
- 展望浴場
- スチームサウナ
- ジムナジウム
- 10階[24]
- スポーツデッキ
- スポーツデッキバー
- スモーキングルーム(10階利用者専用)
- 9階[24]
- コンファレンスルームA
- カラオケルーム(2室)[1]
- カードルーム
- 茶室「楽水亭」
- テンダーボート「きゅうぴっと3」「きゅうぴっと4」
- 8階[24]
- 7階[24]
- エントランス
- メインダイニングルーム「プリマベーラ」 - 要所要所に花をあしらい春をイメージした内装とした[1]。現・サウサリートレストラン。
- メインラウンジ「ル・パシフィーク」 - 海をイメージしたデザインとした[6]。現・グランドキャバレー[25]。
- ピアノサロン「アルカンシェル」 - 様々な色彩の組み合わせで若々しいイメージの内装とした[1]。現・アマデウスラウンジ[25]。
- プロムナード
- ダイニングサロン「グラン・シエクル」(スイートルーム以上船客専用) - クラシックな雰囲気で格調高く落ち着いた内装とした[1]。現・グリズリーグリルハウス。
- オープンバー「ウィンド・オブ・メコン」 - 現・スナックバー24[25]。
- ロゴショップ「ハミングバード」 - 現・クルーズモール[25]。
- 6階[24]
- ライティングルーム - 英国調の内装とした[1]。現・ブックカフェ[25]。
- パソコンルーム
- シアター - 5階まで吹き抜け。現・ウエストハリウッド[25]。
- コンファレンスルームB - 現・イースタンベガス[25]。
- レセプションルーム - 障子と格子による和風の内装とした[1]。
- スモーキングルーム
- 大型ランドリー
- 5階[24]
- エントランスロビー - 7階まで吹き抜け[1]
- フロント
- オーガナイザーインフォメーション
- オーガナイザーオフィス
- オーガナイザーサロン
- 4階[24]
- 医務室
- 美容室
- 理容室
- 病室
客室
客室はスタンダードルームを除き全室が海に面したツインルーム。
- ロイヤルスイートルーム - 65m2(10階 4室)[24]
- スイートルーム - 35m2(10階 16室)
- デラックスルーム - 23.5m2(9階 通常18室・バリアフリー2室)
- ステートルーム - 15.3m2
- 9階「ステートE」:6室
- 8階「ステートF」:34室
- 6階「ステートG」82室・「ステートH」8室
- 5階「ステートH」20室・「ステートJ」14室
- E・F・Gは角窓、H・Jは丸窓、F・G・H・Jは3人利用可。
- スタンダードルーム (5階・6階内側合計16室[24] ぱしふぃっくびいなす時代後期は発売なし)
その他
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この節に雑多な内容が羅列されています。
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- 1999年8月31日、ZARDが600人を招待して初の単独ライブを行った[26]。ライブアルバム『ZARD Cruising & Live 〜限定盤ライヴCD〜』に収録されている。
- 2009年7月22日、読売旅行のチャーターによる皆既日食観測クルーズ(北硫黄島付近)の模様が生放送も含め、NHKで放送された。
- 2016年10月13日 - 16日、毎日放送開局65周年を記念し同局のチャーターで「MBSプロデュース 豪華客船 神戸発着3泊4日の旅『ドリームズ・カム・クルーズ』」を実施[27]。神戸港発着で門司港・屋久島を経由するルートで船上では同局制作のテレビ番組(『ちちんぷいぷい』『せやねん!』)・ラジオ番組(『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』『ヤマヒロのぴかいちラジオ』)向けの生中継や、テレビ・ラジオのレギュラー番組(『プレバト!!』『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』)からの派生企画などのイベントを連日実施した。
- 2017年7月13日、サンエックスのキャラクターリラックマとのコラボグッズの発売がリラックマごゆるりブログで発表された[28]。コラボグッズは船内ショップのみの限定販売であった。また、翌年の2018年9月13日にはコラボグッズ第二弾の発売が発表された[29]。
- 2019年1月6日 - 7日、バンダイナムコエンターテインメントのバケーション事業企画第1弾としてJTBとのチャーターで「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトクルーズ」を実施[30]。横浜港発着でシンデレラガールズの出演声優から藍原ことみ・五十嵐裕美・松嵜麗・青木瑠璃子・佐藤亜美菜・山本希望、音楽スタッフから中川浩二・柏谷智浩・JUNGO・トリ音(櫻井えり子)が出演し船内でトークミニライブなどの音楽イベントを実施した。
- 2022年9月10日 - 11日、Yostar主催・JTBチャーターで「アズールレーン 5thアニバーサリークルーズ」を実施[31]。横浜港発着で出演声優から下田麻美・中村繪里子・加隈亜衣・中原麻衣・山根希美・堀籠沙耶、トークイベント司会としてマフィア梶田・高塚智人、Yostarスタッフから李衡達社長・三輪木大マーケティングディレクター・小田島愛広報、コスプレイヤーゲストとして楪くれは・尊みを感じて桜井が出演しYoutube番組「#アズレン5周年 記念生放送 -豪華客船から祝福を-」の公開生配信を始めとしたトークイベントやテレビアニメシリーズの上映会などを実施。
ギャラリー
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 安藤雄三, 豊田宗晴, 吉海研, 池亀渡、「第5章 客船を造る : (2)クルーズ客船「ぱしふぃっく びいなす」の建造(<特集>「客船」)」 『Techno marine 日本造船学会誌』 2002年 865巻 p.38-42, doi:10.14856/technom.865.0_38, 日本船舶海洋工学会
- ^ a b c d e f g h i j k 新造船写真集 外洋クルーズ客船 ぱしふぃっく びいなす PACIFIC VENUS 日本クルーズ客船株式会社 - 船の科学1998年7月号
- ^ a b c 「ぱしふぃっくびいなす」40日間の処女航海へ - 海運1998年5月号(日本海運集会所)
- ^ a b c d e f g 第3章 日本の客船 : (3)おりえんと びいなす・ぱしふぃっく びいなす(<特集>「客船」) 『Techno marine 日本造船学会誌』 2002年 865巻 p.25-26, doi:10.14856/technom.865.0_25
- ^ a b クルーズ10年 外航客船7年振りの登場でマーケットの活況に期待 「ぱしふぃっくびいなす」四月よりデビューへ 入谷泰生日本クルーズ客船社長 - 海運1998年4月号
- ^ a b c d e f g h 。7年ぶりに日本の新造クルーズ客船誕生!その名は「ぱしふぃっくびいなす」優雅さと寛ぎを追求する国内最大級の客船 - 上田寿美子(旅コム)
- ^ 情報ふぁいる 日本クルーズ客船 - 海運1997年5月号(日本海運集会所)
- ^ おすすめクルーズプラン - 日本クルーズ客船(Internet Archive 2001年3月3日付キャッシュ)
- ^ 「ぱしふぃっく びいなす」船内施設一部改装 - びいなすクルーズブログ(2008年12月13日)
- ^ “メールニュース 「海員だより」 2022年5月1日付 NO.22121 ◆【全国発信記事】大阪支部 クルーズ客船・ぱしふぃっくびいなす運航再開” (PDF). 日本クルーズ客船株式会社. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “大型客船「ぱしふぃっくびいなす」 来年1月に事業終了 コロナ禍で集客が大幅減”. 神奈川新聞. (2022年11月8日)
- ^ “8月25日大阪発 及び 8月29日神戸発クルーズ【運航中止】のご連絡”. びいなすクルーズ. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “9月出発クルーズ【運航中止】のお知らせ (8/20更新)”. びいなすクルーズ. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “客船事業終了のお知らせ”. 2023年1月18日閲覧。
- ^ “郵船トラベル びいなすニューイヤークルーズ~石垣島・沖縄本島・奄美大島~<2022年12月27日出発>”. 2025年2月3日閲覧。
- ^ 相生アムテック 船体リフレッシュ ぱしふぃっくびいなす - YouTube
- ^ 「ぱしふぃっくびいなす」が海外売船、韓国船社が購入 - WEB CRUISE
- ^ 韓国紙報道 旧「ぱしび」で環日本海周遊 ドゥウォン商船が買収 - みなと総合研究財団
- ^ 元日本クルーズ客船の「ぱしび」 10月下旬から日本寄港 - みなと総合研究財団
- ^ 旧「ぱしふぃっく びいなす」韓国船として再登場 - 世界の艦船
- ^ 佐世保市港湾部 [@sasebokouwan] (27 December 2024). “『イースタンビーナス』...”. Instagramより2025年2月3日閲覧.
- ^ 国土交通省九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所 [@kyushu_chisei_kagoshimakoh] (27 December 2024). “\ クルーズ船が2隻寄港 /...”. Instagramより2025年2月3日閲覧.
- ^ ゆたか倶楽部、元「ぱしふぃっく びいなす」、現「イースタン・ビーナス」ツアー2コース造成 - WEB CRUISE
- ^ a b c d e f g h i j k 石川島播磨重工業株式会社東京第一工場技術部「720人乗り豪華外洋クルーズ客船"ぱしふぃっく びいなす"の概要」 - 船の科学1998年7月号
- ^ a b c d e f g h i Voyage of life特別な瞬間のための最高の選択EASTERN VENUS - EASTERN CRUISE(ミキ・ツーリスト)
- ^ 船内のメインホール「テアトロ・ピアッツァ」は海に浮かぶ劇場です。... - びいなすクルーズ(Instagram)
- ^ MBS 65th - ドリームズ・カム・クルーズ - 毎日放送
- ^ “リラックマが船長に?クルーズ客船ぱしふぃっく びいなす×リラックマグッズ”. サンエックス. 2024年8月14日閲覧。
- ^ “クルーズ客船ぱしふぃっく びいなす×リラックマグッズ第二弾!”. サンエックス. 2024年8月14日閲覧。
- ^ アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトクルーズ - バンダイナムコエンターテインメント
- ^ “【アズールレーン】5周年を記念したプレミアムなクルーズイベント「アズールレーン 5thアニバーサリークルーズ」を開催決定!”. PR TIMES. (2022年7月1日)
外部リンク
- びいなすクルーズのホームページ
- 船舶の情報と現在位置 - MarineTraffic.com
- 【公式】びいなすクルーズ (@venus_cruise) - Instagram
- Pacific Venusのページへのリンク