NHKでのテレビ放送
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「セサミストリート」の記事における「NHKでのテレビ放送」の解説
日本では日本賞受賞を契機に、賞を設けたNHKが教育テレビで英語教育番組として英語オリジナル版(以下、オリジナル版)を放送した。 レギュラー放送開始前、1971年7月21日から8月31日までの午前9時 - 10時・午後1時 - 2時(再放送)に、夏休みスペシャルとして初放送。同年12月25日から12月31日まで冬休みスペシャルとして、1972年1月1日から1月7日までお正月休みとして放送し、1972年4月9日(シーズン2 第131話)よりオリジナル版のレギュラー放送が開始された。その後1982年4月4日から約5年間放送を中断し、1987年1月10日から1989年4月8日まではBS2で放送され、1987年7月12日からは1989年4月8日まではBS1でも放送されたが、同年6月17日から1990年3月10日までBS2、4月10日からは教育テレビに戻っている。1990年10月5日から1998年4月4日まで視覚障害者向けに副音声による解説放送が実施されるようになった。 オリジナル版では58分位の尺がありNHKではそのまま放送していたが、1997年4月6日の放送からは55分までの放送になりコーナー等の一部がカット及び差し替えられた。2001年4月7日から放送終了までは『セサミえいごワールド』の放送の関係で、40分→35分の尺になった。 日本語吹替版では当初は1998年4月5日から放送される予定だったが、『第70回記念 選抜高校野球大会』を急遽放送することになったため、翌週の4月11日に放送を開始。この日から2か国語放送を実施したことにより、ビッグバードなどの登場キャラクターの声が日本語でも聞けるようになった。それ以前もスペシャルのみ吹替版を制作する事があった。NHKにおいてのレギュラー吹き替え版はシーズン28 第3526話「ママの入院(Maria goes to the hospital Part 1)」からシーズン33 第4030話『オスカーとドライブに行こう(Oscar's Road Trip)」まで、全298話(6シーズン分)が製作された。歌が入るときは日本語で歌うときがあるが、一部の歌によっては英語のままで、日本語字幕が入ることもあったり入らないこともあったが、数字と文字のコーナーでも同様だった。NHK版独自としてサニーデイ・クラブ『今月のうた』と視聴者のためのイラストコーナーも存在した。 なお、放送開始当初から長らく、英語のセリフを理解できるように、セリフを翻訳した番組テキストがNHK出版から発行されていたが、2か国語放送への移行と同時に終了している。 制作プロダクションであるセサミワークショップが幼児向け教育番組としての日本版の共同制作を要望したことに対し、NHK側はアメリカ制作のオリジナル版の放送を継続したいということで折り合いがつかなくなり、2004年4月3日のシーズン33 第4026話「亀のシーモア(A turtle wanders into Big Bird's nest)」をもってNHKでの放送を終了した。 2018年2月11日には『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』でマペットのジュリアが紹介され、彼女が初登場したエピソードの一部(シーズン47 第4715話)も放送された。 2020年5月17日には『エルモのおうちで遊ぼう(Elmo's Playdate)』(同年4月14日にPBS KidsおよびHBO・TNT・カートゥーン ネットワークなどのワーナーメディアが所有している全チャンネルで同時放送)が日曜19時00分から24分枠で放送された。NHKにてセサミワークショップ制作の番組が放送されるのは、2004年9月の『タイニープラネット』放送終了以来16年ぶりとなる。 2022年4月4日、同局が制作・放送している『グレーテルのかまど』でセサミストリートとのコラボレーションを行い、クッキーモンスターが同番組に登場した。
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