ブラジル音楽
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ブラジル音楽(ブラジルおんがく)は、南米ブラジルで発展した音楽の総称である。
概要
ブラジル音楽とは、狭義ではショーロやサンバ、ボサノヴァ、ノルデスチなどを指し、広義では北米などのロックやポップスの要素を取り入れたブラジルにおける音楽も指す場合がある。
サウダージほか独特のロマンティックな世界観、高度で重層的なリズムやアンティシペーションの多用などに特徴を持っている。ブラジルは、白人、黒人、黄色人と様々な民族文化が混在する文化的背景を基に、ヨーロッパ、アフリカ、インディオなどの伝統音楽の融合がもたらした、世界に類例も稀な多元的な音世界を構築している。すなわちブラジル音楽は、伝統音楽、ポピュラー音楽、クラシック音楽が渾然一体となって相互に発展してきたものである。
国内経済が立ち遅れていた時代から、殊この分野に関しては世界的な注目を集めてきており、ワールドミュージックブームの火付け役となったフランス、ジャズやロックを擁するアメリカ、そしてボサノヴァに傾倒する日本の3国はブラジル音楽の受容が盛んであり、なかでも、日本ではブラジル本国ではなかなか聞けない音源が多数発売されている。ブラジル人のミュージシャンが本国で買えない音源を日本で見つけて大量に買うことも多い。
ただし、ブラジル国内における若年層では、欧米のロックやポップス、ソウルやファンク、またブラジルの俗謡といわれるブレーガなどが多く好まれ、これらのブラジルの伝統に根ざした音楽はどちらかといえば敬遠される傾向にある。
なお、アメリカやイタリア、スペイン、フランスなど世界的には、ブラジル音楽もラテン音楽のカテゴリー(範疇)に含まれると解される。しかし日本国内においては、ラテン音楽といえばスペイン語圏の音楽に限られ、南米で唯一ポルトガル語圏であるブラジル音楽を含めないとする見方も根強い。
主なブラジル音楽の種類
- サンバ
- カーニヴァルのサンバ(サンバ・ヂ・エンヘード)、少人数編成でよりポップ色の強いサンバ(パゴーヂ)が存在する
- ボサノヴァ
- ショーロ
- ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ(MPB)
- セルタネージョ
- カリプソ
- カリンボ
- ファンキ
- サンバ・ヘギ
- フレーボ
- マラカトゥ
- ノルデスチ
- アシェー
主な音楽家
- アルシオーネ - ブラジルでは著名な女性歌手。
- アントニオ・カルロス・ジョビン - イパネマの娘などの作曲で知られる音楽家。ボサノヴァだけでなく多面性のある音楽を作曲している。
- ジョアン・ジルベルト - ボサノヴァのギター奏法や独特の歌唱法を決定づけた。ボサノヴァの法王、天才などと称される孤高のアーティスト。
- エリゼッチ・カルドーゾ - ブラジルを代表する国民的な大歌手。
- カエターノ・ヴェローゾ - トロピカリア(トロピカリズモ)と呼ばれるムーヴメントの中心人物。
- カルメン・ミランダ - “ブラジルの爆弾”と称されたサンバ歌手。ダンサー、ブロードウェイ女優、映画スターとしても活躍した。
- ジルベルト・ジル
- マリア・ベターニャ
- ガル・コスタ
- シコ・ブアルキ
- エリス・レジーナ
- ミルトン・ナシメント
- ジャヴァン
- イヴァン・リンス
- マルコス・ヴァーリ
- カルトーラ
- カンデイア
- メストリ・マルサル
- ベッチ・カルヴァーリョ
- フンド・ジ・キンタル
- パウリーニョ・ダ・ヴィオラ
- マルコス・スザーノ
- レニーニ
- ノエル・ホーザ
- ジョルジ・ベンジョール
- セウ・ジョルジ
- ホベルト・カルロス
- エラスモ・カルロス
- ホセ・アウグスト
- リタ・リー
- ネイ・マトグロッソ
- ゼラマーリョ
- ゼジェラルド
- ジェラルド・アゼベド
- ルイス・ゴンザガ
- エザルタサンバ
関連項目
- ラテン音楽
- ブラジル
- SAUDE! SAUDADE...(J-WAVE) - ブラジル音楽を中心に扱うラジオ番組。
外部リンク
「Music of Brazil」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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