MSBuildとは? わかりやすく解説

MSBuild クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

MSBuild タスク実装ます。このタスク作成して実行するには、プロジェクト ファイルMSBuild 要素使用します使用法パラメータ情報については、「MSBuild タスク」を参照してください

名前空間: Microsoft.Build.Tasks
アセンブリ: Microsoft.Build.Tasks (microsoft.build.tasks.dll 内)
構文構文

Public Class MSBuild
    Inherits TaskExtension
public class MSBuild : TaskExtension
public ref class MSBuild : public
 TaskExtension
public class MSBuild extends TaskExtension
public class MSBuild extends
 TaskExtension
継承階層継承階層
System.Object
   Microsoft.Build.Utilities.Task
     Microsoft.Build.Tasks.TaskExtension
      Microsoft.Build.Tasks.MSBuild
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
MSBuild メンバ
Microsoft.Build.Tasks 名前空間

MSBuild コンストラクタ

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

MSBuild クラス新しインスタンス初期化します。

名前空間: Microsoft.Build.Tasks
アセンブリ: Microsoft.Build.Tasks (microsoft.build.tasks.dll 内)
構文構文

.NET Framework のセキュリティ.NET Frameworkセキュリティ
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報

.NET Framework

サポート対象 : 2.0
参照参照

関連項目

MSBuild クラス
MSBuild メンバ
Microsoft.Build.Tasks 名前空間

MSBuild プロパティ


パブリック プロパティパブリック プロパティ

( プロテクト プロパティ参照)
  名前 説明
パブリック プロパティ BuildEngine  タスクによって使用される IBuildEngine オブジェクトインスタンス取得または設定します。 ( Task から継承されます。)
パブリック プロパティ HostObject  タスク関連付けられているホスト オブジェクト取得または設定します。 ( Task から継承されます。)
パブリック プロパティ Log  タスク ログ メソッド格納している TaskLoggingHelperExtension のインスタンス取得します。 ( TaskExtension から継承されます。)
パブリック プロパティ Projects  
パブリック プロパティ Properties  
パブリック プロパティ RebaseOutputs  
パブリック プロパティ RunEachTargetSeparately  
パブリック プロパティ StopOnFirstFailure  
パブリック プロパティ TargetOutputs  
パブリック プロパティ Targets  
プロテクト プロパティプロテクト プロパティ
  名前 説明
プロテクト プロパティ HelpKeywordPrefix  リソース名からヘルプ キーワードを作成するために使用するプレフィックス取得または設定します。 ( Task から継承されます。)
プロテクト プロパティ TaskResources  タスク関連付けられているカルチャ固有のリソース取得または設定します。 ( Task から継承されます。)
参照参照

関連項目

MSBuild クラス
Microsoft.Build.Tasks 名前空間

MSBuild メソッド


MSBuild メンバ

MSBuild タスク実装ます。このタスク作成して実行するには、プロジェクト ファイルMSBuild 要素使用します使用法パラメータ情報については、「MSBuild タスク」を参照してください

MSBuild データ型公開されるメンバを以下の表に示します


パブリック コンストラクタパブリック コンストラクタ
  名前 説明
パブリック メソッド MSBuild  
パブリック プロパティパブリック プロパティ
( プロテクト プロパティ参照)
  名前 説明
パブリック プロパティ BuildEngine  タスクによって使用される IBuildEngine オブジェクトインスタンス取得または設定します。(Task から継承されます。)
パブリック プロパティ HostObject  タスク関連付けられているホスト オブジェクト取得または設定します。(Task から継承されます。)
パブリック プロパティ Log  タスク ログ メソッド格納している TaskLoggingHelperExtension のインスタンス取得します。(TaskExtension から継承されます。)
パブリック プロパティ Projects  
パブリック プロパティ Properties  
パブリック プロパティ RebaseOutputs  
パブリック プロパティ RunEachTargetSeparately  
パブリック プロパティ StopOnFirstFailure  
パブリック プロパティ TargetOutputs  
パブリック プロパティ Targets  
プロテクト プロパティプロテクト プロパティ
  名前 説明
プロテクト プロパティ HelpKeywordPrefix  リソース名からヘルプ キーワードを作成するために使用するプレフィックス取得または設定します。(Task から継承されます。)
プロテクト プロパティ TaskResources  タスク関連付けられているカルチャ固有のリソース取得または設定します。(Task から継承されます。)
パブリック メソッドパブリック メソッド
プロテクト メソッドプロテクト メソッド
参照参照

関連項目

MSBuild クラス
Microsoft.Build.Tasks 名前空間

MSBuild

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/02 06:25 UTC 版)

MSBuildは、マイクロソフトビルド環境であり、通常Visual Studioと一緒に使われている。Windows Vista以降のオペレーティングシステムには、バンドルされている.NET Frameworkに対応するバージョンのMSBuildが標準的にインストールされている[1]

MSBuildバージョン2.0は.NET Framework 2.0の一部であり、Visual Studio 2005とともに動作する。バージョン3.5は.NET 3.5(およびVisual Studio 2008)にバンドルされており、.NETプロジェクトのターゲットバージョンとして2.0、3.0、3.5をサポートしている。これは「マルチターゲット」と呼ばれる。

Visual StudioのプロジェクトおよびソリューションはMSBuildに基づいており、コンパイラリンカSDKなどのツールがセットアップされていれば、Visual StudioのIDE無しでもビルドすることができる。MSBuild自体は無償で利用可能である。

Visual C++はバージョン2008までVCBuildと呼ばれる独自のビルドツールを利用していたが、バージョン2010以降はVisual C#などと同様にMSBuildを利用するようになった[2]

MSBuildのプロジェクトファイルApache AntNAnt英語版に似たXMLの文法を持っている。プロジェクトファイルの文法は明確に定義されたXMLスキーマに基づいているが、基本的な構造や操作はUnixの伝統的なmakeユーティリティと同等である。すなわち、ユーザーはビルドに使われるもの(通例ソースファイル)と生成されるもの(通例スタティックライブラリ、DLL、あるいはアプリケーションの実行ファイル)を指定するが、ユーティリティはやるべき事とその順序を自分で判断する。

NMAKE

MSBuildはnmakeツールの機能的な後継である。Visual Studioには、以前のバージョンのVisual Studioで作成したプロジェクトやワークスペースを、VCBuildやMSBuildのプロジェクトやソリューションに変換する機能が用意されている。例えばVisual Studio 6におけるdsp/dswファイルを、Visual Studio .NET 2002/.NET 2003/2005/2008で開くと、それぞれvcproj/slnファイルに変換される。Visual Studio 2010以降ではvcxproj/slnファイルに変換される。

ターゲット(Target)

MSBuildではプロジェクトファイルに記述した複数のターゲットのうち、任意のターゲットを指定して実行することができる。サブシーケンスとして依存したターゲットはリクエストされたターゲット自身よりも前に実行される。各々のターゲットは自分自身を完了させるのに実行に必要なタスクをそれ自体で保持している。ターゲットは通常ひとつあるいはファイル/ディレクトリのセットに対してひとつのアクションを実行する。

タスク(Task)

タスクはターゲットを完了させるために実行されるコマンドである。タスクは通常.NETアセンブリでクラスとして実装され、Taskクラスを継承するかもしくはITaskインターフェイスを実装したものである。多数の基本的なタスクが.NET Frameworkの一部として搭載されている。またコミュニティーが開発している多くのタスクも自由に利用可能である。

プロパティおよびアイテム

付け加えてMSBuildはプロパティ(Property)およびアイテム(Item)を提供しており、Makefileのマクロと概念的に等価である。プロパティは静的な値を指定するのに対し、アイテムは通常タスクの実行対象となるファイルやフォルダのセットを定義するために使用される。ワイルドカードのサポートによりファイルをアイテムとして指定するのは容易である。

Team Foundationによるビルド

Visual Studio Team Systemも実際のTeam Buildsを達成するためにMSBuildに依存しており、Visual Studio Team Foundation Serverとして提供されている。このビルド処理はサーバー自身で実行されることはほとんどなく、必要なソフトがインストールされたリモートのビルドサーバーで実行される。(例: Team Foundation Server (Build))

参照

脚注

関連項目

外部リンク




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