リベロ【(イタリア)libero】
リベロ
リベロとはイタリア語で自由を表す。キビキビ走り、行動半径の広いマルチなクルマとして命名した。1992年5月デビュー。
このクルマは当時のミラージュ、ランサーの4ドアセダンをベースとしたワゴンタイプ車で、ホイールベース2500mm(一部は2505mm)はミラージュ・セダン、ランサーと同数値。2505mmのタイプは4WDモデルで、リヤサスペンションの形式の違いによるものだった。エンジンは直4・SOHC・16バルブの1.8Lと2Lディーゼルターボがあり、FFと4WD仕様を両エンジンに設定。ディーゼルは7月からの発売だった。
94年1月、4G93・1.8L・DOHCインタークーラー付きターボ搭載のフルタイム4WD車GT1800を発売。95年9月マイナーチェンジ。このときモンテ(イタリア語で山という意味)という新グレードを追加。既存のXをべースとした4WD車で、エンジンは1.8Lガソリンと2Lディーゼルターボ。
96年10月のマイナーチェンジでは、運転席SRSエアバッグとABSを全車に標準化した。追加した新グレードもあった。1,8LガソリンエンジンのFF車モンテと、1.6Lエンジンの低価格車Vの2種。
97年10月、新グレード、グリーンフィールド・設定。エンジンは1.6L・16バルブを搭載。99年7月、Vリミテッドという1.8Lエンジン搭載の4WD車を設定。1.6Lの特別仕様車も標準類別に変わった。しかし、2000年11月にセディアワゴンが発売となり、姿を消した。
エメロードとはフランス語でエメラルド(翠玉)のこと。1992年10月に登場し、1代限りで消えた。
このクルマがデビューする5か月前に、7代目ギャランと5代目エテルナを発売しており、これを加えてシリーズ3兄弟が完成した。低いシルエットのスタイリッシュな4ドアハードトップ車で、メカニズム的にはギャラン、エテルナと共通だった。2635mmのホイールベースも同じ。エンジンは直4の1.8L、V6の1.8Lと2L(SOHCとDOHC)をそろえた。すべてNA。FF車のほかに1機種だけフルタイム4WD車を設定していた。
94年2月、V6・2L・DOHC・MIVECエンジン搭載車を発売した。スポーティなFF高級車だった。しかし、95年10月のマイナーチェンジを最後に、967台をもって生産中止。
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