IGES
読み方:アイジェス
IGESとは、異なるCADシステム間で汎用的にデータを扱うことができるファイル形式のことである。米国規格協会(ANSI)によって策定された。
IGESのデータは、CADデータに含まれる図形要素と、個々の図形要素同士の関係、また、それぞれの図形要素の座標データなどから構成されている。複数のCADシステムで採用されているデータ形式の中間をとったような仕様であり、多くのCADシステムにおいて入出力を行うことが可能である。IGESは主にデータ交換を行う用途で用いられている。
IGESはCADデータ交換用のファイル形式のデファクトスタンダードとして用いられてきた。ANSIの勧告は1996年版が最終版となっているが、現在でも自動車産業界などではIGESがよく用いられている。なお、日本自動車工業会ではIGESをもとに「JAMA-IGES」と呼ばれるデータ形式を作成し、データ形式の統一を図っている。
参照リンク
IGES Project - NIST
IGES
異なるCAD、CAMシステム間で、形状データの交換を行うための標準規格の名称で、一般的にはアイジェスと呼ぶ。CADデータの交換用としてもっとも広く使用されている。一方、CADの普及につれて1GESファイルが大きくなり、データ交換に時間がかかる点や、CAD、CAMシステムの高度化に対応できていないなど問題点も顕在化している。
参照 STEPIGES
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/14 09:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動IGES(アイジェス)は異なるCAD間でデータを交換する際に使用する中間ファイル・フォーマットの一つ。ANSIが策定し、自動車産業を中心に実質的に世界標準となっている。3次元データを扱う際によく用いられる。Initial Graphics Exchange Specificationの略。
概要
日本自動車工業会(JAMA)により策定されたJAMA-ISはIGESのサブセット。
仕様
1レコード80バイトの固定長によるアスキー形式。以下の5セクションで構成される。
- スタートセクション
- グローバルセクション
- ディレクトリ・エントリーセクション
- パラメータ・データセクション
- ターミネートセクション
関連項目
- ISO 10303(STEP)
外部リンク
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固有名詞の分類
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