GUPPY Iとは? わかりやすく解説

GUPPY I

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:37 UTC 版)

潜水艦推力増強計画」の記事における「GUPPY I」の解説

最初GUPPY改修はオダックス (USS Odax, SS-484) とポモドン (USS Pomodon, SS-486) に対して1947年行われた。両艦ともポーツマス建造されテンチ級潜水艦であった外観上、司令塔構造物潜望鏡およびレーダーマストの流線型が行われた。流体抵抗減少させるため、潜望鏡一つ削除された。シュノーケル装備困難だったため取り付けられなかった。艦砲および付随コンテナ削除された。SV 対空レーダーセイル上部増設され、特徴的な横の膨らみ形作った全てのキャプスタンクリートレール支柱支持架再設計され、削除される潜水時には格納されるようになった。鋭いV字型の艦首「フリート・ボート・バウ」(艦隊型潜水艦艦首)は、水中パフォーマンス改善した円形の「グッピー・バウ」と取り替えられた。 これらの修正は艦自体だけでなくそれらの用語も変更することとなったGUPPY転換後、艦の司令塔およびマスト・サポートのまわり構造は「セイル」と呼ばれるようになった。 艦の内部では、出力と体積が大幅に増加したバッテリー収納するため相当の整理が行われた。バッテリー新設計の物が採用されオリジナルサーゴ級採用された物と比べると、グッピー・バッテリーはより多く薄型プレート用いられ高電圧長時間発することができた。しかしながら、これらのバッテリーサーゴ級バッテリー耐用年数5年に対して18ヶ月寿命しか無く充電には長い時間がかかることになった。更に、発生する水素ガス換気が必要であり、バッテリー端子終端抵抗には冷却水による冷却が必要であった126個のセルから成る4個のバッテリーが、貯蔵庫弾薬庫冷却庫に変わって設置されバッテリー室に収められた。これらのバッテリー直列あるいは並列接続され広範囲電圧提供し低速から高速まで広い範囲に及ぶ速度提供した動力室では、2基から4基の高速モーター減速ギアが、低速モーター置き換えられた。開放式正面配電盤耐水キャビネット式の物と交換された。照明及び他の「ホテル電気設備120ボルト60ヘルツ交流から120ボルト400ヘルツ交流使用されることになった処理能力大幅に増加した新型空調設備増設された。 実戦配備されると、これらの艦は水中下のパフォーマンス大きく改善された。ポモドンの最高速水上で17.8ノット水中では18.2ノット記録した。オダックスはこれより僅かに劣った

※この「GUPPY I」の解説は、「潜水艦推力増強計画」の解説の一部です。
「GUPPY I」を含む「潜水艦推力増強計画」の記事については、「潜水艦推力増強計画」の概要を参照ください。

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