DynamicILInfo クラス
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)


DynamicILInfo クラスを使用すると、開発者は ILGenerator を使用する代わりに独自の MSIL ジェネレータを作成できます。
他の型、呼び出しメソッドなどのインスタンスを作成するには、生成する MSIL にこれらのエンティティのトークンを含める必要があります。DynamicILInfo クラスには、GetTokenFor メソッドの複数のオーバーロードが用意されています。これらのオーバーロードは、現在の DynamicILInfo のスコープで有効なトークンを返します。たとえば、System.Console.WriteLine メソッドのオーバーロードを呼び出す必要がある場合は、そのオーバーロードの RuntimeMethodHandle を取得し、これを GetTokenFor メソッドに渡して MSIL に埋め込むトークンを取得できます。
ローカル変数のシグネチャ、例外、およびコード本体の Byte 配列を作成したら、SetCode、SetExceptions、SetLocalSignature の各メソッドを使用して、DynamicILInfo オブジェクトに関連付けられた DynamicMethod にこれらを挿入できます。
独自のメタデータと MSIL を生成するには、共通言語基盤 (CLI: Common Language Infrastructure) のドキュメント、特に「Partition II: Metadata Definition and Semantics」と「Partition III: CIL Instruction Set」に精通している必要があります。このドキュメントは、http://msdn.microsoft.com/net/ecma/ および http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-335.htm で入手できます。

System.Reflection.Emit.DynamicILInfo


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


DynamicILInfo プロパティ
DynamicILInfo メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetTokenFor | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドの MSIL ストリーム内の文字列、フィールド、メソッド、型、またはシグネチャを表す、現在の DynamicILInfo のスコープで有効なトークンを取得します。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | SetCode | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドのコード本体を設定します。 |
![]() | SetExceptions | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドの例外のメタデータを設定します。 |
![]() | SetLocalSignature | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドのローカル変数のレイアウトを記述する、ローカル変数のシグネチャを設定します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

DynamicILInfo メンバ
トークンを作成するメソッドや、コード、例外処理、およびローカル変数のシグネチャの BLOB を挿入するメソッドなど、動的メソッドの MSIL (Microsoft Intermediate Language) とメタデータを生成する代替の方法をサポートします。
DynamicILInfo データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetTokenFor | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドの MSIL ストリーム内の文字列、フィールド、メソッド、型、またはシグネチャを表す、現在の DynamicILInfo のスコープで有効なトークンを取得します。 |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | SetCode | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドのコード本体を設定します。 |
![]() | SetExceptions | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドの例外のメタデータを設定します。 |
![]() | SetLocalSignature | オーバーロードされます。 関連付けられた動的メソッドのローカル変数のレイアウトを記述する、ローカル変数のシグネチャを設定します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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