deficit
「deficit」とは、赤字・不足・損失・欠損・得点差のことを意味する英語表現である。
「deficit」とは・「deficit」の意味
「deficit」とは、「赤字・不足・損失・欠損・欠点・得点差」を意味する言葉である。赤字という意味を持つため、経済・社会・国際に関するあらゆる報道、あるいは企業や組織の会計・決算書・契約書などにおいても頻出する。また、「得点差」という表現においては「負けているチームから見た点差」を示す場合に用いられる。なお、似たような名詞の英単語として「deficiency」があるが、こちらは「不足・欠損・欠乏」といった意味を持つ。「欠損」といった意味において、精神科や脳神経外科などの医学用語としても用いられることが多い。例えば、「Neurological deficit(神経脱落症状)」や「self-care deficit(自立障害・セルフケア欠乏)」などがあげられる。また、発達障害の一種として知られる「注意欠陥・多動性障害」はよく「ADHD」と呼ばれるが、これは英語表現の頭文字をとった略称であり、正式な名称は「Attention-Deficit Hyperactivity Disorder」である。
「deficit」の発音・読み方
「deficit」の発音記号は「défəsit」であり、カタカナ読みすると「デフィシトゥ」あるいは「ディフィシトゥ」となる。「deficit」の語源・由来
「deficit」の語源は、「不足する」といった意味を持つラテン語「deficio」に由来するとされる。「deficit」の覚え方
「deficit」の語源は「deficio(不足する)」であるとされる。これは「de(下に・マイナス)」と「facio(作る)」という言葉からできた単語と考えられるため、「deficit」は「マイナスに作る」から転じて「不足・赤字」という意味を連想させることができる。また、「で、ひしと赤字や不足を感じる」といった語呂合わせで覚える方法もある。「deficit」の類語
「deficit」の類義語としては、「不足・不足分・(目標の)未達」などを意味する「shortfall」や、「不足・欠乏・不足金額」を意味する「shortage」が該当する。なお「deficit」の「赤字」という意味においては「the red」や「red ink」と言い換えることも可能である。「deficit」の対義語
「deficit」の対義語としては、「surplus(黒字・余剰)」が該当する。「deficit」を含む英熟語・英語表現
「game deficit」とは
「game deficit」とは、スポーツの試合などにおいて、負けているチーム側から見た得点差を示す英語表現である。例えば、「four-game deficit(4ゲーム差)」や「half-game deficit(ゲーム差0.5)」などと用いられる。
「attention deficit」とは
「attention deficit」とは、「注意欠陥」という意味をもつ英語表現である。発達障害の一種を示す医学用語であり、過去は末尾に「disorder(障害)」をつけて「ADD(注意欠陥障害)」と呼ばれていたが、現在は診断基準などが見直され「hyperactivity disorder(多動性障害)」を追加して、「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」という診断名に変わっている。日本においては「ADHD」という略称で定着している。
「trade deficit」とは
「trade deficit」とは、「輸入超過」や「貿易入超」といった意味を持つ英語表現である。特定の期間内において、輸入の総額が輸出の総額よりも多いことを示す。
「budget deficit」とは
「budget deficit」とは、「財政赤字」を意味する英語表現である。国や自治体などの歳入(収入)が歳出(支出)を下回った状態のことを示す。
「deficit」の使い方・例文
「deficit」は「赤字」という意味で用いられることが多く、「an accumulative deficit(累積赤字)」や「a trade deficit(貿易赤字)」、「a deficit finance(赤字財政)」などは経済の報道や記事、コラムなどに頻出する。「This would have been the second installment of deficit reduction measures.(赤字削減対策の第2弾だ)」や「That country trade deficit narrowed last month.(その国の貿易赤字は先月縮小した)」といった形で使うことができる。「deficit」は「不足・欠損」という意味を持つため、「She suffered from memory deficit.(彼女は記憶障害に苦しんでいた)」や「I asked a doctor about the deficit schizophrenia symptoms in detail.(統合失調症の症状について、詳しく医師にたずねた)」といった形で、医学的な用語などを示す場合に用いられることも多い。一方、スポーツなどにおいて用いられる場合は、「(敗北している側から見た)得点差・ゲーム差」を意味し、おおよそ「game deficit」といった英語表現が用いられる。例えば「That team have erased a five and a half game deficit in 30 days.(そのチームは30日で5.5ゲーム差を解消した)」などと表現できる。
赤字
(Deficit から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 06:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動赤字(あかじ)とは、
- 支出が収入を上回っている状況(黒字と赤字)。関連用語についてはwikt:赤字を参照。
- 印刷物の修正を示す校正のこと。
- かつて存在した東京渡辺銀行関連の『あかぢ貯蓄銀行』。
- 前述の東京渡辺銀行を興した渡辺治右衛門の俗称「明石屋治右衛門」略して「明治(あかじ)」およびその人物に因んだ台東区の地名「明治坂(あかじざか)」[1]
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