不足ラウンドロビン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 01:41 UTC 版)
「ラウンドロビン・スケジューリング」の記事における「不足ラウンドロビン」の解説
不足ラウンドロビン(Deficit Round-robin、 DRR)は、加重ラウンドロビン方式の修正版である。DRRは 1995年に M. Shreedhar と G. Varghese が提案した。事前に平均サイズを知らなくても、任意のサイズのパケットを扱うことができる。 ただし、1ラウンドでの送出可能量(F)を事前に決めておく必要がある。各フロー(コネクション)の1ラウンド当たりの通信量は「加重 × F」であり、これを不足カウンタ(Deficit Counter)に設定する。各フローについて、送出したパケットサイズを不足カウンタから減算し、不足カウンタが負にならない限り送出を続ける。ラウンドの最後には不足カウンタに再度「加重 × F」を加えて次のラウンドに備える。
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