DateTime.TryParseExact

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

DateTime.TryParseExact メソッド (String, String[], IFormatProvider, DateTimeStyles, DateTime)

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

指定した書式の配列、カルチャ固有の書式情報、およびスタイルを使用して、指定した日付と時刻の文字列形式を等価の DateTime に変換します。文字列形式の書式は、指定した書式の少なくとも 1 つと完全に一致する必要があります。

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function TryParseExact
 ( _
    s As String, _
    formats As String(), _
    provider As IFormatProvider, _
    style As DateTimeStyles, _
    <OutAttribute> ByRef result As DateTime
 _
) As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim s As String
Dim formats As String()
Dim provider As IFormatProvider
Dim style As DateTimeStyles
Dim result As DateTime
Dim returnValue As Boolean

returnValue = DateTime.TryParseExact(s, formats, provider, style, result)

C#

public static bool TryParseExact
 (
    string s,
    string[] formats,
    IFormatProvider provider,
    DateTimeStyles style,
    out DateTime result
)

C++

public:
static bool TryParseExact (
    String^ s, 
    array<String^>^ formats, 
    IFormatProvider^ provider, 
    DateTimeStyles style, 
    [OutAttribute] DateTime% result
)

J#

public static boolean TryParseExact (
    String s, 
    String[] formats, 
    IFormatProvider provider, 
    DateTimeStyles style, 
    /** @attribute OutAttribute() */ /** @ref */ DateTime result
)

JScript

JScript では、値型の引数は参照渡しされません。

パラメータ

s

変換する 1 つ以上の日付と時刻を格納した文字列。

formats

sの必要な書式の配列。

provider

s に関するカルチャ固有の書式情報を提供する IFormatProvider オブジェクト。

style

s で使用可能な書式を示す、DateTimeStyles 値のビットごとの組み合わせ。通常指定する値は、None です。

result

変換に成功した場合は、s に格納された日時と等しい DateTime 値が格納されます。変換に失敗した場合は MinValue が格納されます。s または formats が null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合、s または formats の要素が空の文字列の場合、あるいは、s の書式が formats に指定されたいずれのパターンとも一致しない場合、変換は失敗します。このパラメータは初期化せずに渡されます。

戻り値
s パラメータが正常に変換された場合は true。それ以外の場合は false。

例外

例外の種類	条件
ArgumentException	styles が有効な DateTimeStyles 値ではありません。 または styles に、無効な DateTimeStyles 値の組み合わせが指定されています (AssumeLocal と AssumeUniversal の両方が指定されているなど)。

解説

TryParseExact メソッドは、変換が失敗した場合でも例外をスローしない点を除いては、ParseExact メソッドと同じです。

s パラメータには、解析対象の日付と時刻を指定します。s パラメータに時刻だけを指定して、日付を指定しない場合、現在の日付を使用するか、既定の日付を使用するかが、style パラメータによって決定されます。s パラメータに日付だけを指定して時刻を指定しない場合は、深夜 (00:00:00) が使用されます。また、s パラメータの先頭、内部、または末尾に空白文字を含めることができるかどうかも style パラメータによって決定されます。

format パラメータには、s パラメータを適切な形式に整形するためのパターンの配列を指定します。format パラメータに指定するパターンにはカスタムの書式指定子 (カスタム DateTime 書式指定文字列 の表を参照) を 1 つまたは複数使用したり、標準的な定義済みのパターン (標準の DateTime 書式指定文字列 の表を参照) を単独で使用したりできます。

カスタムの書式パターンに日付または時刻の区切り記号を指定しない場合は、provider パラメータにインバリアント カルチャを指定し、各カスタム書式指定子に最も広義の形式を使用します。たとえば、パターンに時間を指定する場合、狭義の形式 "H" ではなく、広義の形式 "HH" を指定します。

provider パラメータには、特定の言語における週の曜日名や、月、日、年の表記順序など、カルチャ固有の日時形式情報を指定します。format パラメータには、通常、CultureInfo オブジェクトで表されるカルチャを指定します。provider が null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合は、現在のカルチャが使用されます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
DateTime 構造体
DateTime メンバ
System 名前空間
Parse
String
CultureInfo
CurrentInfo
その他の技術情報
書式設定の概要
日付と時刻の書式指定文字列

DateTime.TryParseExact メソッド (String, String, IFormatProvider, DateTimeStyles, DateTime)

メモ : このメソッドは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

指定した書式、カルチャ固有の書式情報、およびスタイルを使用して、指定した日付と時刻の文字列形式を等価の DateTime に変換します。文字列形式の書式は、指定した書式と完全に一致する必要があります。

名前空間: System
アセンブリ: mscorlib (mscorlib.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Shared Function TryParseExact
 ( _
    s As String, _
    format As String, _
    provider As IFormatProvider, _
    style As DateTimeStyles, _
    <OutAttribute> ByRef result As DateTime
 _
) As Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim s As String
Dim format As String
Dim provider As IFormatProvider
Dim style As DateTimeStyles
Dim result As DateTime
Dim returnValue As Boolean

returnValue = DateTime.TryParseExact(s, format, provider, style, result)

C#

public static bool TryParseExact
 (
    string s,
    string format,
    IFormatProvider provider,
    DateTimeStyles style,
    out DateTime result
)

C++

public:
static bool TryParseExact (
    String^ s, 
    String^ format, 
    IFormatProvider^ provider, 
    DateTimeStyles style, 
    [OutAttribute] DateTime% result
)

J#

public static boolean TryParseExact (
    String s, 
    String format, 
    IFormatProvider provider, 
    DateTimeStyles style, 
    /** @attribute OutAttribute() */ /** @ref */ DateTime result
)

JScript

JScript では、値型の引数は参照渡しされません。

パラメータ

s

変換する日付と時刻を格納した文字列。

format

s の必要な書式。

provider

s に関するカルチャ固有の書式情報を提供する IFormatProvider オブジェクト。

style

s で使用可能な書式を示す、DateTimeStyles 値のビットごとの組み合わせ。

result

変換に成功した場合は、s に格納された日時と等しい DateTime 値が格納されます。変換に失敗した場合は MinValue が格納されます。s パラメータまたは format パラメータに、null 参照 (Visual Basic では Nothing) や空の文字列、または、format に指定されたパターンと一致しない日時が指定されていた場合、変換は失敗します。このパラメータは初期化せずに渡されます。

戻り値
s が正常に変換された場合は true。それ以外の場合は false。

例外

例外の種類	条件
ArgumentException	styles が有効な DateTimeStyles 値ではありません。 または styles に、無効な DateTimeStyles 値の組み合わせが指定されています (AssumeLocal と AssumeUniversal の両方が指定されているなど)。

解説

TryParseExact メソッドは、変換が失敗した場合でも例外をスローしない点を除いては、ParseExact メソッドと同じです。

s パラメータには、解析対象の日付と時刻を指定します。s パラメータに時刻だけを指定して、日付を指定しない場合、現在の日付を使用するか、既定の日付を使用するかが、style パラメータによって決定されます。s パラメータに日付だけを指定して時刻を指定しない場合は、深夜 (00:00:00) が使用されます。また、s パラメータの先頭、内部、または末尾に空白文字を含めることができるかどうかも style パラメータによって決定されます。

format パラメータには、s パラメータを適切な形式に整形するためのパターンを指定します。format パラメータに指定するパターンにはカスタムの書式指定子 (カスタム DateTime 書式指定文字列 の表を参照) を 1 つまたは複数使用したり、標準的な定義済みのパターン (標準の DateTime 書式指定文字列 の表を参照) を単独で使用したりできます。

カスタムの書式パターンに日付または時刻の区切り記号を指定しない場合は、provider パラメータにインバリアント カルチャを指定し、各カスタム書式指定子に最も広義の形式を使用します。たとえば、パターンに時間を指定する場合、狭義の形式 "H" ではなく、広義の形式 "HH" を指定します。

provider パラメータには、特定の言語における週の曜日名や、月、日、年の表記順序など、カルチャ固有の日時形式情報を指定します。format パラメータには、通常、CultureInfo オブジェクトで表されるカルチャを指定します。provider が null 参照 (Visual Basic では Nothing) の場合は、現在のカルチャが使用されます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
DateTime 構造体
DateTime メンバ
System 名前空間
Parse
String
CultureInfo
CurrentInfo
その他の技術情報
書式設定の概要
日付と時刻の書式指定文字列

DateTime.TryParseExact メソッド

指定した文字列形式の日付と時刻を等価の DateTime の値に変換します。文字列形式の書式は、指定した書式と完全に一致する必要があります。
オーバーロードの一覧

名前	説明
DateTime.TryParseExact (String, String, IFormatProvider, DateTimeStyles, DateTime)	指定した書式、カルチャ固有の書式情報、およびスタイルを使用して、指定した日付と時刻の文字列形式を等価の DateTime に変換します。文字列形式の書式は、指定した書式と完全に一致する必要があります。
DateTime.TryParseExact (String, String[], IFormatProvider, DateTimeStyles, DateTime)	指定した書式の配列、カルチャ固有の書式情報、およびスタイルを使用して、指定した日付と時刻の文字列形式を等価の DateTime に変換します。文字列形式の書式は、指定した書式の少なくとも 1 つと完全に一致する必要があります。

参照

関連項目

DateTime 構造体
DateTime メンバ
System 名前空間
Parse
String
CultureInfo
CurrentInfo

その他の技術情報

書式設定の概要
日付と時刻の書式指定文字列