dozen
別表記:ダザン、ダズン
「dozen」とは、12個の組・ダース・多数のことを意味する英語表現である。
「dozen」は単数形と複数形が同一であることを意味する。
「たくさんの」「数十の」といった意味である。読み方はアメリカ英語で「ア・ダザン・オブ」、イギリス英語で「ア・ダズン・オブ」となる。
直訳すると「パン屋の1ダース」、転じて「13」を意味する。13世紀のイギリスでは、「パンとビールの公定価格法」により、パンの重さをごまかした者に対して罰則が設けられた。告発を恐れたパン屋は、1ダースを買った顧客に1個のパンをおまけで付けたこと(12+1=13)が由来となっている。主にイギリスで使用される英語表現である。
「6個」「半ダース」といった意味を持つ。「a half dozen」とも表記される。
「どこにでもある」「ありふれている」といった意味を指す。「dime」は「10セント硬貨」を意味する。「10セント硬貨」で1ダースの物が買えるような「価値のない物」「簡単に手に入る物」から転じて上記の意味となった。
「ちょうど12個」「ぴったり1ダース」といった意味である。
「どちらにも責任がある」「どちらも大差ない」「似たりよったりである」「五十歩百歩」といった意味を表す。「six of one」は「一方の6」を意味する。「half a dozen of the other」は「他方の半ダース」を意味する。半ダースは「6」であるから、「six of one」も「half a dozen of the other」も表現は違ったとしても、どちらも同じことを指すことから転じて上記の意味となった。
「とにかくよくしゃべる」「のべつ幕なしにしゃべる」「早口でしゃべる」といった意味を表す。しゃべるのに12語(the dozen)しか必要ないところ、19語も使用してしゃべることが由来となっている。
「24個」「2ダース」といった意味である。
「12個以上」「1ダース以上」といった意味を指す。
「数十の」「かなり多くの」といった意味を表す。
「多数の」「何十もの」といった意味である。読み方はアメリカ英語で「ダザンズ」、イギリス英語で「ダズンズ」となる。
「144個」「12ダース」といった意味を指す。日本語で「グロス」とも言う。さらに「12グロス」を「great gross(グレート・グロス、大グロス)」、「10ダース」を「small gross(スモール・グロス、小グロス)」と言う。
・I bought a dozen soaps and half a dozen detergents.(石鹸を1ダース、洗剤を半ダース買いました)
・I gave my grandson three dozen pencils.(私は3ダースの鉛筆を孫にプレゼントした)
・He had dozens of friends in high school.(彼には高校時代に何十人もの友達がいました)
・The lover my daughter brought home is a dime a dozen.(娘が家に連れてきた恋人はありふれている人物である)
「dozen」とは、12個の組・ダース・多数のことを意味する英語表現である。
「dozen」とは・「dozen」の意味
「dozen」とは英語の名詞で、主に「12個の組」を指す。日本語で「ダース」として定着している。「dozen」は単複同形で、複数形も「dozen」である。「dozens」とした場合には、「多数」「何十もの」「かなりたくさん」といった意味となる。「dozen」の発音・読み方
「dozen」の発音記号は、アメリカ英語で「dʌ́zən」、イギリス英語で「dʌ́zən」と表記される。「dozen」の読み方をカタカナで表記すると、アメリカ英語で「ダザン」、イギリス英語で「ダズン」となる。「ダザン」「ダズン」の「ダ」にアクセントを付けて発音をする。「dozen」の語源・由来
「dozen」の語源は、「12」を意味するラテン語の数詞「duodecim」から来ている。「duodecim」から「12」を意味する古フランス語の「dozeine」へと変化した。そして「dozeine」から中英語の「dozen」となり、現代英語の「dozen」へと至った。「dozen」を含む英熟語・英語表現
「dozen」の単複同形とは
「dozen」は単数形と複数形が同一であることを意味する。
「a dozen of」とは
「たくさんの」「数十の」といった意味である。読み方はアメリカ英語で「ア・ダザン・オブ」、イギリス英語で「ア・ダズン・オブ」となる。
「baker's dozen」とは
直訳すると「パン屋の1ダース」、転じて「13」を意味する。13世紀のイギリスでは、「パンとビールの公定価格法」により、パンの重さをごまかした者に対して罰則が設けられた。告発を恐れたパン屋は、1ダースを買った顧客に1個のパンをおまけで付けたこと(12+1=13)が由来となっている。主にイギリスで使用される英語表現である。
「half a dozen」とは
「6個」「半ダース」といった意味を持つ。「a half dozen」とも表記される。
「be a dime a dozen」とは
「どこにでもある」「ありふれている」といった意味を指す。「dime」は「10セント硬貨」を意味する。「10セント硬貨」で1ダースの物が買えるような「価値のない物」「簡単に手に入る物」から転じて上記の意味となった。
「a round dozen」とは
「ちょうど12個」「ぴったり1ダース」といった意味である。
「it is six of one and half a dozen of the other」とは
「どちらにも責任がある」「どちらも大差ない」「似たりよったりである」「五十歩百歩」といった意味を表す。「six of one」は「一方の6」を意味する。「half a dozen of the other」は「他方の半ダース」を意味する。半ダースは「6」であるから、「six of one」も「half a dozen of the other」も表現は違ったとしても、どちらも同じことを指すことから転じて上記の意味となった。
「talk nineteen to the dozen」とは
「とにかくよくしゃべる」「のべつ幕なしにしゃべる」「早口でしゃべる」といった意味を表す。しゃべるのに12語(the dozen)しか必要ないところ、19語も使用してしゃべることが由来となっている。
「dozen」に関連する用語の解説
「two dozen」とは
「24個」「2ダース」といった意味である。
「over a dozen」とは
「12個以上」「1ダース以上」といった意味を指す。
「several dozen」とは
「数十の」「かなり多くの」といった意味を表す。
「dozens」とは
「多数の」「何十もの」といった意味である。読み方はアメリカ英語で「ダザンズ」、イギリス英語で「ダズンズ」となる。
「gross」とは
「144個」「12ダース」といった意味を指す。日本語で「グロス」とも言う。さらに「12グロス」を「great gross(グレート・グロス、大グロス)」、「10ダース」を「small gross(スモール・グロス、小グロス)」と言う。
「dozen」の使い方・例文
「dozen」の使い方として、以下の例文が挙げられる。・I bought a dozen soaps and half a dozen detergents.(石鹸を1ダース、洗剤を半ダース買いました)
・I gave my grandson three dozen pencils.(私は3ダースの鉛筆を孫にプレゼントした)
・He had dozens of friends in high school.(彼には高校時代に何十人もの友達がいました)
・The lover my daughter brought home is a dime a dozen.(娘が家に連れてきた恋人はありふれている人物である)
ダース
(DOZEN から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/31 08:40 UTC 版)
ダース (dozen, 打) とは個数の単位で、12個の組を表す。
- ^ a b c d 『リーダーズ英和辞典』「dozen」
- ^ “Fear of number 13 develops triskaidekaphobia and ridiculous sarcasm”. Pravda.ru. 2011年2月25日閲覧。
- ^ “baker's dozen”. Theidioms.com. 2020年1月29日閲覧。
[続きの解説]
「ダース」の続きの解説一覧
- 1 ダースとは
- 2 ダースの概要
- 3 パン屋の1ダース
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