Club Cmode
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 23:33 UTC 版)
「Cmodeマネー」の利用には、NTTドコモのi-mode、auのEZweb、ソフトバンクモバイルのYahoo!ケータイ(当初暫くの間はiモードのみ)で会員サイトへの登録が必須であった。サイト上で「プリペイド」や「購入」を選択するとチケットと称するQRコードが表示され、シーモに装備されたQRコードリーダーにチケットを読み取らせる事で認証し、チャージあるいは飲料の購入(決済)が可能であった。Cmodeマネーへのプリペイド(チャージ)は、自販機の現金投入口に任意の金額(10円硬貨から千円紙幣まで)を投入することで行えた。 液晶ディスプレイと現金投入口が右側に搭載された「シーモ(Felica未対応のため置き換えられ現存しない)」では、客側にレシート幅の感熱紙プリンターが搭載されており、チャージ金額の領収書発行の他、会員サイト上でプリペイド残高を消費して購入したデジタルコンテンツ(勝手サイト上のiアプリゲームなど)のURLサイトやQRコード、あるいは地図などコンテンツ自体を印刷する機能が装備されていた(当時はドコモケータイ払いのような通信キャリア側の個別コンテンツ課金サービスが全く存在しなかった)。しかしながら2003年の時点でデジタルコンテンツ販売は早くも廃止された。 会員サイト上では、2003年頃から2008年までCmodeポイント(ポイントサービス)が実施されていた。Cmodeマネーのプリペイドでの購入金額に応じてポイントが付与されたり、コンテンツで遊ぶとポイントが貯まり、100ポイント以上貯まると100ポイント→100円の価値でプリペイド残高へ移行することが可能であった。また2006年前後には、シーモで販売される特定の飲料商品を無償で提供するサンプリングキャンペーンが不定期的に行われていた(#キャンペーン)。後述の通り2008年にコンテンツは「Coca-Cola park」に移行し、プリペイドへの交換は廃止された。 2005年前半からはFelica対応型シーモ(現:#マルチマネー対応自販機)が徐々に導入され、Cmodeマネーがおサイフケータイに対応した。会員サイトから専用アプリをダウンロードして、後述の方法でチャージすることにより、おサイフ(Felicaアプリ)内の残高範囲まで、専用アプリの起動や会員サイトの接続が不要になった。チャージ方法としては、自販機に投入した現金をそのままFelicaへチャージする方法(10円→10ポイント単位)と、会員サイト(従来のQRコードによるチケット)で入金したプリペイド残高を500円→500ポイント単位で振り替える形でチャージする方法があった。500ポイント(円)単位であれば、専用アプリと会員サイトのプリペイド口座間で相互に振り替えることが可能であった。なお、専用アプリには会員サイトへのリンクメニューがあった。
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