AVERAGEA 関数
適用対象: Microsoft Excel 2010, Excel Web App, SharePoint Online for enterprises, SharePoint Online for professionals and small businesses
説明
引数リストに含まれる値の (数学的な) 平均値を計算します。
書式
AVERAGEA(数値 1、[数値 2], ...)
解説
- 引数には、 数値、数値配列、数値を含む範囲を参照する名前かセル参照、数値を表す文字列、TRUE や FALSE などの論理値を指定できます。
- 引数として指定した論理値、および、数値を表す文字列が計算の対象となります。
- 引数に TRUE が含まれている場合は 1 と見なされ、FALSE が含まれている場合は 0 (ゼロ) と見なされます。
- 引数として指定した配列またはセル参照に文字列が含まれる場合、これらは 0 (ゼロ) と見なされます。空白文字列 ("") は、値が 0 (ゼロ) であると見なされます。
- 引数に配列またはセル範囲の参照を指定した場合、そこに含まれる数値だけが計算の対象となります。配列またはセル範囲の参照に含まれる空白セルと文字列は無視されます。
- エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。
- セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含めない場合は、AVERAGE 関数を使用します。
メモ AVERAGEA 関数では、データの中心傾向 (統計的分布における数値グループの中心位置) が評価されます。中心傾向を表す指標としては、主に、次の 3 つが挙げられます。
- 平均 算術平均です。数値グループを加算し、数値の個数で割ることによって求められます。たとえば、2、3、3、5、7、10 という数値グループの場合、30 を 6 で割った 5 が平均値となります。
- 中央値 (メジアン) 数値グループの中央にくる値です。つまり、数値の半分は中央値より大きい値になり、残りの半分は中央値より小さい値になります。たとえば、2、3、3、5、7、10 の中央値は 4 になります。
- 最頻値 (モード) 数値グループの中で最も頻繁に出現する数値のことです。たとえば、2、3、3、5、7、10 の最頻値は 3 になります。
対称分布の場合、中心傾向を表す 3 つの指標はすべて等しい値になります。非対象分布であった場合、3 つの指標はそれぞれ異なる場合があります。
ヒント セルの平均を求めるときは、空白セルと値 0 を含むセルの違いに注意してください。Excel デスクトップ アプリケーションで [Excel のオプション] ダイアログ ボックスの [ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスをオフにしている場合は、特に注意が必要です。このオプションをオンにすると、空白セルはカウントされませんが、ゼロ値はカウントされます。
[ゼロ値のセルにゼロを表示する] チェック ボックスは、次の場所にあります。
使用例
使用例を新規のワークシートにコピーすると、計算結果を確認できます。
その方法は?
- Ctrl キーを押しらながら C キーを押します。
- 空のブックまたはワークシートを作成します。
- ワークシートでセル A1 を選択し、Ctrl キーを押しながら V キーを押します。Excel Web App を使用している場合は、使用例のセルごとにコピーと貼り付けを繰り返します。
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