2020年シーズン:2度目のスーパボウル出場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:49 UTC 版)
「パトリック・マホームズ」の記事における「2020年シーズン:2度目のスーパボウル出場」の解説
4月30日、チーフスはマホームズとの契約に5年目オプションを行使した。7月6日、マホームズは2031年までとなる10年間、4.77億ドルに加え2,600万ドルのボーナス、総計5.03億ドルの契約にサインした。 これはマイク・トラウトがロサンゼルスエンジェルスと交わした12年4.265億ドルの契約を上回り、北米スポーツ史上最高額の契約である。また契約総額が5億ドルを超えたのは史上初めてであった。後に、サッカープレイヤーのメッシがこの金額を更新している。 2週目、チーフスはチャージャーズに勝利したが、これはマホームズにとって4度目の4Qでの逆転勝利だった。4Q開始時は9-17のスコアだったが、マホームズはチームを延長の末23-20での勝利に導いた。3週目はレイブンズに勝利した。マホームズは出場34試合目での10,000ヤード獲得を達成した。これはカート・ワーナーを上回りNFL最速記録である。この週のAFC の最優秀攻撃選手に選ばれた。8週目のジェッツ戦では、416ヤード 5TDを投げ35-9で勝利し、AFC の週間最優秀攻撃選手に選ばれた。9週目のパンサーズ戦では、通算100個目のTDパスを記録した。通算40試合目での達成は史上最速で、これまでの記録ダン・マリーノによる44試合を上回った。12週目のタンパベイ・バッカニアーズでは、462ヤード3TDを投げ、27-24で勝利した。この試合での活躍も含め、11月のAFC最優秀攻撃選手に選ばれた。雑誌スポーツ・イラストレイテッドはマホームズをスポーツピープル・オブ・ザ・イヤーの一人に選出した。これはマホームズのフィールド外での活動を評価したものである。14週目のマイアミ・ドルフィンズ戦では、自信のキャリアタイとなる3インターセプトを喫してしまった。16週でプレイオフでの第1シードが確定したため、17週目は欠場した。この年のレギュラーシーズンは、パスで4,740ヤード、38TD、6INTだった。 クリーブランド・ブラウンズとの対戦となったDivisional Round で、マホームズは第3QにブラウンズのLBマック・ウィルソンのタックルを受けると試合を退き、直後に脳震盪と診断された。NFLのルールにより、この試合には再出場ができなくなった。チームはその後、ディフェンスと控えQBのベテラン、チャド・ヘンネの奮闘により、22-17で逃げ切った。これにより3年連続でカンファレンス決勝をホームで迎えることになった。これはNFLタイ記録で、もう一つの記録はアンディ・リード在職中のイーグルスのものである。 次週の後半、マホームズは「全部良くなった。すべての検査を完了した。3、4人の別々の医者が問題ないと言っている」と脳震盪プロトコルが無事に完了したことを発表した。 バッファロー・ビルズとの対戦となったAFCチャンピオンシップで、マホームズは325ヤード、3TDを投げ、チームを38-24の勝利と2年連続でのスーパーボウル出場に導いた。タンパベイ・バッカニアーズとの対戦となった第55回スーパーボウル ではタッチダウンすら取れず270ヤード2INTで、9-31で破れた。二桁点差で敗れるのはマホームズにとってNFLデビュー以来初めてで、マホームズがスターターになって以来、オフェンスがタッチダウンを一つも取れなかったのも初めてだった。 スーパーボウルの3日後、ブラウンズ戦で痛めたつま先の怪我の修復手術を受けた。選手間で選出されるNFL Top 100 Players of 2021で、全体1位に選出された。
※この「2020年シーズン:2度目のスーパボウル出場」の解説は、「パトリック・マホームズ」の解説の一部です。
「2020年シーズン:2度目のスーパボウル出場」を含む「パトリック・マホームズ」の記事については、「パトリック・マホームズ」の概要を参照ください。
- 2020年シーズン:2度目のスーパボウル出場のページへのリンク