2019年5月議会での議長選出騒動とは? わかりやすく解説

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2019年5月議会での議長選出騒動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 04:53 UTC 版)

札幌市議会」の記事における「2019年5月議会での議長選出騒動」の解説

2019年5月13日招集され臨時市議会本会議で、臨時議長選出され最年長市議松浦忠白石区選出)が、正式議長選出にあたり議長選は立候補制良いと思う」と発言し自分1人開会前立候補表明したとして自らを議長充てる方針宣言した札幌市議会では市議互選最大会派から議長を選ぶのが慣例となっており、松浦提案はこの慣例反するものであった出席した市議松浦議事運営反発して全員退席松浦議長席を占拠し続けた地方自治法では議長空席時に年長議員臨時議長に置くと定めるが、解任規定がないため、議会事務局総務省市法制課などと協議し、「事故起きた」と判断13日午後10時10分に本会議再開され直後松浦臨時議長解任された。その後松浦以外の出席市議全員総意2番目に年長議員である自民党近藤和雄を臨時議長とする異例措置取った後、最大会派である自民党山田一仁議長選任した正常化されるまでに9時間要した。 この騒動影響で、当初5月14日までの予定だった臨時議会会期5月31日まで延長され松浦への懲罰動議提出された。松浦1986年にも議場での行動などを理由懲罰委員会審議かけられ前歴があり、2005年には市役所庁舎内で副市長らに暴行し罰金刑を受け、翌年辞職勧告決議可決されている。議会での発言も「罵詈雑言ばかり」だと問題視され議事録から削除されたこともあった。 6月17日市議会懲罰委員会松浦対す懲罰について「除名」が妥当と決定同月21日開かれた市議会本会議で、松浦を除く記名投票採決が行われ、賛成56反対11となり、除名決定必要な4分の3上の同意」が得られたため、松浦地方自治法規定により札幌市議を失職した松浦失職に伴い次点候補者だった自民党の前市議繰り上げ当選決まり自民党は1議席増の27議席となった松浦除名処分取り消し求め訴訟起こし札幌地方裁判所2020年6月22日に「松浦言動議員として身分を失うほど悪質とは言えず、除名処分にしたのは議会裁量権範囲をこえていて違法だ」などとして処分取り消し議員報酬など約1100万円支払いを市側に命じ判決言い渡した。市側は控訴し12月23日札幌高等裁判所は「除名懲罰裁量権乱用とはいえない」と述べ一審判決取り消した松浦上告したが、最高裁判所2021年8月10日までに上告受理しないことを決定し松浦敗訴確定した

※この「2019年5月議会での議長選出騒動」の解説は、「札幌市議会」の解説の一部です。
「2019年5月議会での議長選出騒動」を含む「札幌市議会」の記事については、「札幌市議会」の概要を参照ください。

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