立候補制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:04 UTC 版)
「AKB48選抜総選挙」の記事における「立候補制」の解説
2013年開催の第5回より、メンバー個人の意思により総選挙への参加を委ねる「立候補制」を導入した。投票開始の2か月ほど前に数日の立候補期間が設けられる。立候補制導入の理由は「各メンバーの思いを尊重する」ためだとしている。しかしながら、その意に反してスタッフから強く立候補を勧められることがあることをメンバー自身が明らかにしている。総選挙に立候補することは「出馬」とも表現され、立候補しないことは「辞退」「不出馬」などと表現される。なお、立候補はメンバーの都合により取り下げとなる場合もある。 総選挙に立候補しないメンバー、とくに上位経験者は直近の卒業を控える者が多数を占めるが、総選挙に対するさまざまな姿勢から立候補しないメンバーもいる。総選挙に立候補しなければ、少なくとも次作シングル表題曲に参加することはできないが、総選挙の特性として、順位がポジションに反映されるのが1曲のみであることに重要性を感じていないメンバーの存在も指摘されている。例えば年長の人気メンバーならば、上位にならずとも自身の活動にそれほど影響がないということも挙げられ、その期間を通じてソロ活動に注力するという選択肢もある。また、自分の後に続くメンバーに席を譲るという可能性もあり、「辞退」ではなく「勇退」とも考えられ、そこには大きな差があるという。さらに、ランクインを期待されてはいるが立候補をしない選択をするメンバーもおり、その中には本来ならば参加してアピールするべきである若手メンバーも一定数いる。そのいっぽうで、グループに在籍している限りは立候補を続けるという姿勢のメンバーもおり、立候補しないことについて疑問を抱く者は同じメンバー内にも存在する。 立候補制が導入されてからは、選抜総選挙への最終参加を宣言するメンバーも現れるようになった。宣言どおり実際に最終参加となったり、そのままグループを卒業する者もいるが、宣言を撤回して翌年以降も立候補する場合もある。
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