2016年~ ジェイミージャパン
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「ラグビー日本代表」の記事における「2016年~ ジェイミージャパン」の解説
2016年 9月になりジェイミー・ジョセフHCが正式に就任。就任後の会見では、ジョーンズHCの手法を称えつつ、課題として「パワー」を挙げ、世界のラグビーの潮流に合わせ「キックのスキル」の必要性を強調。スーパーラグビーで実践してきた、キックやパントを用いて陣地を確保しFWのアタック力とBKの俊敏な展開をもって突破していく「キッキングラグビー」を代表チームに取り入れることを宣言。トップリーグの視察を繰り返した上で代表選手を選考し、その後に短期合宿を2回行った上で11月のテストマッチに備えた。 また、10月にはチームテーマに「ONE TEAM」を掲げた。 秩父宮ラグビー場で行われたランキング4位アルゼンチン戦では、20-54で完敗。翌週からはヨーロッパ遠征となり、ランキング11位 (日本は1つ下の12位)ジョージア戦では、22-18でジョセフHC体制での初勝利を挙げた。その翌週のランキング6位ウェールズ戦は7万人を超える大観衆の中で行われ、互角の戦いを行い、30-33の僅差で敗れた。年度最終フィジー戦では、レッドカード退場で1人少ないフィジー相手に25-38で完敗。ジェイミージャパン1年目のテストマッチ4連戦は、1勝3敗で終わった。 2017年 年初の会見でジョセフHCは、今後はサンウルブズを中心にした代表強化を進めていく考えを打ち出すとともに、サンウルブズが海外で試合をする際は、遠征に参加しない選手を自ら指導するなどで若手を育成していく方針も明らかにした。 アジアチャンピオンシップは全勝で優勝。6月に強化試合でルーマニアとアイルランドと対戦し、ルーマニアに勝利、アイルランドに2連敗した。 秋シーズンは世界選抜戦が27-47で、オーストラリア戦は30-63で敗戦。フランス遠征でトンガに39-6で勝利、フランスとは23-23で引き分けた。 2018年 6月は国内でイタリア(1勝1敗)、ジョージアに勝利。10月に国内での世界選抜戦 とニュージーランド戦 で敗れた。 11月のイングランド遠征では、イングランドに15-35で敗れ、ロシアに32-27で勝利した。CTB中村亮土は、イングランド戦で2トライして前半15-10で日本がリードしたことで、日本代表の成長を強く実感したという。 11月1日、B’z「兵、走る」(つわもの、はしる) が「リポビタンD ラグビー日本代表応援ソング」としてリリース。以降、ワールドカップ2019の日本代表試合会場で流れるなど、2021年に至るまで応援歌として日本代表戦の会場で流れている。 2019年 チームソングがビクトリーロードに決まる。 ワールドカップ2019の前哨戦となったパシフィックネーションズカップではフィジー、トンガ、アメリカ の3か国に勝利して優勝。8月29日にW杯最終登録メンバーを発表。9月6日に熊谷でW杯前最後のテストマッチを行ったが、南アフリカに7-41で敗れ W杯前最後のテストマッチを勝利で飾ることはできなかった。
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