20年更新
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 00:27 UTC 版)
「京都市交通局600形電車」の記事における「20年更新」の解説
「20年締替」の工事メニューは以下の通り。 車体骨組および台枠の補強 車体腰板中央部の垂下部分を切り取り 内装の木製部分を木目塗装の金属板に変更 運転台後部への櫛桁取り付け(601 - 675) 室内灯及び方向幕表示灯を白熱灯から蛍光灯に変更。電源として電動発電機を床下に搭載 一部車両の窓枠をアルミサッシに取替え 遮断器を電気式に取替えのうえ運転台下に取り付け。併せて接地開閉器を装備 台車枠の補強及び軸受のローラーベアリング化 方向幕の両側に埋め込み式の通風器を設置。これに伴い左右の妻窓を1枚窓に変更 テールライトのカバーの変更 この更新修繕は1962年までの間に毎年10両単位で63両を対象に実施され、面目を一新した。 特に蛍光灯の採用は大きな効果を発揮した。管球を使用している1000形や800形に比べるとはるかに明るい車内となり、900形や700形にひけをとらないものとなったのである。 こうして本形式の更新が進んでいた1960年代前半、京都市電では特にラッシュ時と閑散時間帯の輸送需要の極端な格差が問題となりつつあった。特に朝ラッシュ時には1000形でも運びきれないほどの通勤客を一度に運ぶことが求められる一方で、閑散時にそれらの車両を用いるのがあまりに不経済な状況となっていた。この状況に対応するため、京都市交通局では1963年度よりラッシュ時に総括制御による連結運転が可能で、しかも閑散時にはワンマンカーとして運行可能な2000形の新製投入を開始した。だが、次第に厳しくなる交通局の財政状況では連結運転実施に必要な定数全てを新造車で満たすことは困難であった。 そこで、本形式のうち未更新で残る18両を対象として、この2000形と同等の連結車へ改造する工事が実施されることとなった。
※この「20年更新」の解説は、「京都市交通局600形電車」の解説の一部です。
「20年更新」を含む「京都市交通局600形電車」の記事については、「京都市交通局600形電車」の概要を参照ください。
- 20年更新のページへのリンク