2代目987型とは? わかりやすく解説

2代目987型(2004年 - 2012年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 15:56 UTC 版)

ポルシェ・ボクスター」の記事における「2代目987型(2004年 - 2012年)」の解説

2004年秋のパリサロン発表され第二世代ボクスター997型911並行して開発され部品点数にして50%55%を997型共有しており、シャシー986型と同じ。ヘッドライト986のような涙目ではなく911997型)とカレラGT中間のようなやや尖った楕円形変更された。フルモデルチェンジによりボディ剛性足回り内外装全てにおいて先代986型を凌ぐ実力有している。987型のボクスターは、2005年発売されケイマンベースとなった側面空気取り入れ口デザイン上は拡大されているが実効サイズとしては986型と不変であり、右側電動ファン経由エンジンルーム換気使用され左側エンジン本体吸気用である。フロントサスペンションには新設計のクロスバー装着されリアサスペンション軽量化と横剛性の向上が図られた。トレッドも24mmから35mm拡大仕様による)された。また50km/hまでなら走行中でも電動ソフトトップ開閉が行えるようになった(ただしロック操作依然として手動)。 PSM(ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム)と呼ばれる横滑り防止システム986ではオプション設定であったが、987では標準装備になった。このシステム手動オンオフができ、またスポーツクロノシステムを装備すれば、その作動基準引き上げることができるようになったPSMとは、走行中に危険な状況になった場合に車の姿勢安定させるシステムで、コンピュータ自動車進行方向車速ヨーレート、横Gなどを常に計測しオーバーステアもしくはアンダーステア発生すると、PSM4輪個別ブレーキをかけて本来の走行ラインに戻すように作用する。 さらに、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)をオプション追加が可能。このシステムは、加速度操舵角、車速エンジン出力などをパラメーターコンピューター制御ショックアブソーバー減衰力を5段階自動調整するシステムノーマルスポーツの2モード選べそれぞれのモードの中で減衰力を無段階四輪独立制御する一般的なアクティブサスペンションというよりは、アクティブダンパーのような動作となり高速走行性のみならず市街地での乗り心地大幅に改善した。 スポーツクロノパッケージはノーマルスポーツにより、2種類専用スロットル制御マップ変更し、エンジンレスポンスを飛躍的に向上させるとともに、PASMの作動基準引き上げダンパー大幅に硬くセッティングするシステムまた、ダッシュボード上に1/100秒までタイム計測可能なアナログメーターデジタルメーター一体になったディスプレイ追加される2006年11月22日には生産台数20台に到達20台目車両は、メテオグレーメタリックのボクスターSで、米国へ輸出された。ボクスターSの米国での価格は547000ドル設定されていた。

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