2代目(2010年-2018年)958型
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「ポルシェ・カイエン」の記事における「2代目(2010年-2018年)958型」の解説
2010年3月の第80回ジュネーブショーでワールドプレミア。型式は958型。デザインは基本的にキープコンセプトだが、先代より全長を48mm延長。素材や部品などを見直し「カイエンS」同士で比べて180kgの減量を達成している。アイドリングストップ機構やエネルギー回生システムを採用することで燃費性能や環境性能の向上につなげている。全てのモデルにアクティブ4WDシステムが搭載され、カイエン以外の全車に8速ティプトロニックSを採用する。日本においては同月5日より「カイエン」「カイエンS」「カイエン ターボ」の3モデルの予約を開始した。 カイエン - 220kW(300PS)/6,300rpm、400Nm/3,000rpmに向上。直噴インジェクション。車両重量6速マニュアルトランスミッション仕様で2060kg、8速ティプトロニックS仕様で2,090kg。最高速230km/h。8速ティプトロニックS仕様はオートスタート/ストップ。 カイエンS - 294kW(400PS)/6,500rpm、500Nm/3,500rpmに向上。直噴インジェクション。バリオカム・プラス。8速ティプトロニックS。2,130kg。最高速258km/h。 カイエン・ターボ - 368kW(500PS)/6,000rpm、700Nm/2,250-4,500rpm。8速ティプトロニックS。2,230kg。最高速278km/h。 カイエン・ディーゼル - 2,967ccV6ターボ。240PS。550Nm(56.1kgm)/2,000rpm。最高速214km/h。日本には正規輸入されない。(しかしドイツ本国でのカイエンのほとんどはディーゼルである) カイエンS・ハイブリッド - ポルシェ初のハイブリッドカーとして発表された。2,994ccV6スーパーチャージャー付きエンジンにモーターを組み合わせたパラレル式フルハイブリッドシステムを採用。245kW(333PS)/5,500-6,500rpm、440Nm/3,000-5,250rpmのエンジンと47PSのモーターの組み合わせにより総出力は279kW(380PS)/5,500rpm、580Nm/1,000rpm。8速ティプトロニックS。2,270kg。60km/hまでモーターでの単体走行、パワーブーストの必要がない場面ではエンジン出力を駆動系から切り離すことも可能。セルフロック式センターディファレンシャルを備えるフルタイム4WD。回生ブレーキ。オートスタート/ストップ。2011年発売。 2014年にマイナーチェンジ。エンジンや内外装を中心に手が入れられた。 カイエン(2014年11月発売) - 100km走行あたりの燃料消費量は先代モデルより0.7L低減。3.6リッターV6エンジン。 カイエンS(2014年7月発売) - 従来の4.8リッターV8エンジンに代えて3.6リッターV6ツインターボ付きエンジンが搭載された。最高出力は従来比20ps増しの420ps、最大トルクは50Nm増しの550Nm。 カイエンS E-ハイブリッド(2014年7月発売) - 3リッターV6スーパーチャージドエンジン搭載。最高出力は、先代の47ps(34kW)から95ps(70kW)に増強。総合した出力は416ps。トルク60.2kgm。 カイエンGTS(2014年11月発売) - 従来の4.8リッターV8エンジンに代えて3.6リッターV6ツインターボ付きエンジンが搭載された。最高出力を従来比20ps増しの440ps、最大トルクは8.7kgm増しの61.2kgmとしながら、100km走行あたりの燃料消費量は0.9リッター低減されている。 カイエン・ターボ(2014年7月発売) - 4.8リッターV8ツインターボエンジン。最高出力は520psと先代より20ps増強。最大トルクも50Nm増えて750Nm。 カイエン・ターボS(2015年1月発売) -4.8リットルV8ツインターボエンジンをターボS専用にチューニング。これにより最高出力は先代を20ps上回る570ps、最大トルクは先代から50Nm増強の800Nm。0-100km/h加速4.1秒、最高速284km/h。
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