1953年車両称号規程とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 1953年車両称号規程の意味・解説 

1953年(昭和28年)車両称号規程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 05:53 UTC 版)

国鉄旧形電車の車両形式」の記事における「1953年昭和28年車両称号規程」の解説

1928年制定され電車称号規程は、改造新造により早くも行き詰まり見せていた。また、私鉄買収によって形式数は膨れあがり、戦前買収による3社については国有鉄道形式番号与えられたものの、戦時買収私鉄からの引継ぎ車は私鉄時代番号のまま使用され重複番号生じていた。 1953年昭和28年6月1日付け実施され車両称号規程昭和28年4月8日総裁達第225号)では、これらの問題解決主眼次の内容実施された。 在籍車のほとんどなくなった標準形木製車は雑形に編入し買収私鉄引継ぎとともに1000 - 9999付番し、その最初番号一位端数使用しない)を形式とした。旧会社別の付番基準下記のとおりで、買収順に付番されている。 車体長17m級の標準形電車は、木造車の雑形編入により空きとなった10000 - 29999に整理改番した。形式従来と同様番号位と千位を使用するが、番号は0から付番することとした。 車体長20m級の標準形電車30000 - 99999付番することとし一部形式整理統合行なった他は、従来番号引き続いて使用することとした。そのため、改番対象にならなかった形式では、従来どおり1から始まっている。 営業以外の事業用車については、種車木造車であるか鋼製車であるか、標準形であるか雑形であるかにかかわらず4000 - 4999(電動車)、9000 - 9999制御車付随車)とした。 事業用車は、従来記号「ヤ」の他に、「エ」:救援車、「ル」:配給車制定した改番対象車多数にのぼるため、過渡的な措置として新旧番号車内外に併記し改番期日後に旧番号消去する方法がとられた。車外の旧番号下線付き車内の旧番号括弧書き標記された。 なお、千位の数字引き続き0 - 4電動車5 - 9制御車または付随車とされている。1959年規程改正直前には、新性能電車暫定形式としてこの称号規程の空番に押し込まれたが、151系(20系)の位に2を用いたこと以外、この原則踏襲されている。 雑形電車形式付与基準所有会社電動車制御車付随車旅客専用車郵便荷物車合造車旅客専用車郵便荷物車合造車広浜鉄道 (10xx) - - - 信濃鉄道 11xx 31xx 51xx 71xx 富士身延鉄道 12xx - - 72xx 宇部鉄道 13xx - 53xx - 富山地方鉄道 - - (54xx) - 鶴見臨港鉄道 15xx - 55xx - 豊川鉄道 16xx - 56xx - 鳳来寺鉄道 17xx - - - 三信鉄道 - - 58xx - 伊那電気鉄道 19xx - 59xx 79xx 南武鉄道 20xx - 60xx - 青梅電気鉄道 - - 61xx - 南海鉄道 22xx 32xx 62xx - 宮城電気鉄道 23xx - 63xx 73xx 国鉄(雑形) 24xx 34xx 64xx - 職用車 4xxx 9xxx括弧書き改番前に廃車となったもので、予定されていた形式番号

※この「1953年(昭和28年)車両称号規程」の解説は、「国鉄旧形電車の車両形式」の解説の一部です。
「1953年(昭和28年)車両称号規程」を含む「国鉄旧形電車の車両形式」の記事については、「国鉄旧形電車の車両形式」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「1953年車両称号規程」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「1953年車両称号規程」の関連用語

1953年車両称号規程のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1953年車両称号規程のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄旧形電車の車両形式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS