鼠ケ関駅とは? わかりやすく解説

鼠ケ関駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/09 07:46 UTC 版)

鼠ケ関駅
駅舎(2023年7月)
ねずがせき
Nezugaseki
府屋 (5.1 km)
(4.4 km) 小岩川
所在地 山形県鶴岡市鼠ヶ関乙156-2
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 羽越本線
キロ程 101.0 km(新津起点)
電報略号 ネキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
95人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1923年大正12年)11月23日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示

鼠ケ関駅(ねずがせきえき)は、山形県鶴岡市鼠ヶ関乙にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線である。

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅になっている。互いのホームは跨線橋で連絡している。

酒田駅管理の無人駅であるが、駅および駅周辺の美化活動を行うボランティアとしてJR東日本OBに名誉駅長を委嘱している[4]。駅近くにマリーナがあることにちなんで、駅舎はヨットを模したデザインとなっている。駅舎には自動販売機、トイレなどがある。2018年(平成30年)4月17日までは簡易型自動券売機が設置されていた。夜間滞泊があるため、駅舎の半分は乗務員宿泊所となっている。

村上・酒田両方面からの列車の一部が、当駅で折り返しとなっている。両方面の始発・最終列車も当駅発着となっており、2本とも2番線で夜間滞泊になる。

過去には、当駅から夏季に海水浴客向け臨時快速「ねずがせきかっぱ」号が運行していたほか、急行「月山」(仙台 - 鼠ケ関)の発着駅であった。その頃、急行列車の停車は「月山」の始発・終着のみで、それ以外の特急・急行列車停車は一切なく、通過していた。

当駅は新潟県と山形県との県境に位置し、駅舎所在地は上記の通り山形県鶴岡市にあるが、構内の新津方分岐器付近は新潟県村上市伊呉野に存在する。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 羽越本線 下り 鶴岡酒田秋田方面[6]
2 (当駅始発・待避列車)
3 上り 村上新津新潟方面[6]

利用状況

2000年度(平成12年度)- 2009年度(平成21年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。

1日平均乗車人員推移
年度 一般 定期 合計 出典
2000年(平成12年)     111 [7]
2001年(平成13年)     113 [8]
2002年(平成14年)     105 [9]
2003年(平成15年)     108 [10]
2004年(平成16年)     94
2005年(平成17年) 24 64 88 [11]
2006年(平成18年) 21 57 78
2007年(平成19年) 23 63 86
2008年(平成20年) 24 68 92
2009年(平成21年) 20 74 95

駅周辺

山形県と新潟県の県境

周辺は山形県と新潟県の境目。県境付近でも民家は切れ間なく林立している。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
羽越本線
府屋駅 - 鼠ケ関駅 - 小岩川駅

脚注

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、561頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 山形県の鉄道輸送 (PDF)」『山形県』山形県鉄道利用・整備強化促進期成同盟会、2024年6月、53・56頁。2025年4月8日閲覧
  3. ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
  4. ^ a b 「名誉駅長」の配置について (PDF)」(プレスリリース)、東日本旅客鉄道 新潟支社、2014年4月27日。2012年5月13日時点のオリジナル (pdf)よりアーカイブ。2014年10月25日閲覧
  5. ^ 羽越本線でお召列車運転」『鉄道ファン』交友社、2016年9月12日。2025年7月24日閲覧
  6. ^ a b JR東日本:駅構内図・バリアフリー情報(鼠ケ関駅)」東日本旅客鉄道。2024年10月22日閲覧
  7. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)」東日本旅客鉄道。2025年7月24日閲覧
  8. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)」東日本旅客鉄道。2025年7月24日閲覧
  9. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)」東日本旅客鉄道。2025年7月24日閲覧
  10. ^ 09.(図表)駅別乗車人員の推移」『『山形県の鉄道輸送』令和5年度版』(PDF)(レポート)山形県、2024年3月。オリジナルの2024年9月12日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240911153757/https://www.pref.yamagata.jp/documents/1489/09_hyou11.pdf2024年10月20日閲覧 
  11. ^ 11.運輸・通信」『平成22年版 鶴岡市の統計書』(PDF)(レポート)鶴岡市、2011年8月、111頁。オリジナルの2019年2月25日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190225054326/http://www.city.tsuruoka.lg.jp/static/stat/1_tokei/h22toukei/pdf/11.pdf2019年2月25日閲覧 

関連項目

外部リンク


鼠ケ関駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 15:13 UTC 版)

日本の貨車操車場」の記事における「鼠ケ関駅」の解説

山形県庄内地方新潟県下越境界1972年昭和47年操車場機能廃止

※この「鼠ケ関駅」の解説は、「日本の貨車操車場」の解説の一部です。
「鼠ケ関駅」を含む「日本の貨車操車場」の記事については、「日本の貨車操車場」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鼠ケ関駅」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鼠ケ関駅」の関連用語

鼠ケ関駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鼠ケ関駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鼠ケ関駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本の貨車操車場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS