魏滅亡後とは? わかりやすく解説

魏滅亡後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:48 UTC 版)

張耳」の記事における「魏滅亡後」の解説

紀元前225年に魏が秦によって滅ぼされると、張耳陳余は名を変えて陳のある門番となった。既に二人の名は世に知られており、秦に狙われていたためである。そこで村役人陳余因縁つけられ袋叩きにされるという災難遭うが、張耳が「将来のためにつまらないことで命を落とすべきではない」と慰めて支え合ったという。 紀元前209年陳勝蜂起すると、両人直ち馳せ参じた陳勝両人名士ということ喜んで迎えたこの頃陳勝王位就くよう薦める声があった。張耳らは「秦に滅ぼされ各国の王族を跡継ぎ立てずに、自ら王になって私心蜂起した思われます」と反対するが、陳勝はそれを押し切り張楚王位就いた。そこで陳余は、秦の支配下になっている趙を攻めたいと陳勝申し入れ陳勝了承し武臣総大将に、邵騒副将張耳陳余をその補佐任命し、趙討伐出した。 その途中で范陽現在の河北省保定市定興県)を攻略した時に地元弁士蒯通陣営にやって来て范陽郡守自分旧知である。わたしに説得お任せ願いたいと言ったので、武臣らは蒯通全て委ねた説得成功して趙の攻略容易になり、その勢いのまま趙を制圧するその後張耳陳余らは武臣に「陳勝王は疑心となっており、このまま帰って功績誰か横取りされ将軍の身も危なくなります。それを防ぐために、貴方が趙の王になるのです」と趙王即位囁き武臣陳勝奏上した。これを聞いた陳勝激怒したが、上柱国宰相)の房君蔡賜に「各地へ軍を向けている今、離脱されたら大変なことになります」と宥められ、渋々即位認めた。これにより、張耳右丞相邵騒左丞相陳余上将軍へと出世した

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魏滅亡後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:08 UTC 版)

陳余」の記事における「魏滅亡後」の解説

だが、秦王政始皇帝即位後の秦によって魏は滅亡させられ張耳陳余は魏の名臣ということであったことから、賞金かけられることになった。そこで、ふたりは偽名使って陳に向かい門番仕事ありついた。あるとき、陳の役人がふたりに罪をなすりつけてむち打った陳余役人反撃しようとしたが、張耳陳余の足を踏みつけ耐えるように目配せした。役人去った後、張耳は「ふたりの高い志のために、今役人殺して騒動起こすはやめよう」と陳余諭した。 やがて始皇帝死に陳勝・呉広の乱起きて陳勝が陳を占拠した張耳陳余陳勝のもとへ赴く陳勝大い喜び二人陳勝仕えることになった陳勝は陳の富豪に王になるよう助言を受け、張耳陳余相談した二人そろって陳勝単独で王になるのでは、秦に歯向かう諸侯納得しない」と反対したが、反乱の成功でのぼせ上がっていた陳勝は陳王を勝手に名乗ってしまった。そこで陳余は、秦の支配下になっている趙を攻めたいと陳勝申し入れ武臣に3千の兵を与えて趙の地を攻めさせた。趙の地を知り豪族とも交流のある陳余は趙の豪族説得して味方引き入れ、趙の10城以上を占領したが、攻めて落ちない城もあった。 そこで陳余張耳北東范陽転戦した当地弁士蒯通が「秦に仕える趙の郡守報復恐れて降伏しないので、郡守に侯の印を渡し報復させない形で降伏を促せばよろしいでしょう」と助言し、それに従った結果郡守たちは次々と降伏し、かつての趙の首都であった邯鄲占領することに成功した。 そのころから陳勝疑心暗鬼に陥り、次々と家臣殺害しているという話が張耳陳余聞こえてきた。そこで二人は「武臣趙王を名乗れば陳勝殺されることはない」と進言武臣趙王即位し陳余上将軍張耳丞相邵騒左丞相となった

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