食品の肴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 21:47 UTC 版)
おつまみ おつまみ付きの酎ハイ缶 おつまみ自販機 日本におけるビールに枝豆などのように、酒類に応じて組み合わせの食品が好まれることが多い。例えば、ワインにチーズ、テキーラに食塩などが有名な組み合わせである。また、日本酒を飲む際には、一合枡の縁に塩を盛り、肴とすることもある。 さらに、つまみとして、肴向きに考案された食品・料理もある。スペインにはピンチョスやタパスといった酒とともに楽しむ料理がある。 日本では西洋風のおつまみを指して「オードブル」と呼ぶことがあるが、本来は前菜を意味し、必ずしも肴として食前酒などと共に供されることを意図しない。 肴は酒と一緒に出すための料理であるが、決して安価な料理というわけではなくカラスミやコノワタ、キャビアやフォアグラと言った料理や、手間がかかる料理を出すこともある。 医学的には、食品を酒とともに摂取することは、飲酒の悪影響を軽減するために効果がある。空腹の状態での飲酒は急激に酔いが進むため健康によくないが、良質のたんぱく質を同時に摂取することで、アルコールの吸収が緩やかになるとされる。飲酒のペースを緩やかにすることも利点である。アサヒビール株式会社によれば、枝豆や豆腐にはアルコールの分解を助ける成分が含まれているという。他方で、フライなどの油の多い食品は、肴としてあまり好ましくないという。 つまみは、生物(なまもの)・焼き物・煮物・揚げ物・乾物等、多種多様であり、素材も野菜、魚介類、肉類、穀類など多種多様にわたる。おやつを使用する事もある。
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