雨谷学園(男子校)
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春人(はると) 雨谷男子寮寮監を務める男性で、苗字は不明。生徒からは「ハルちゃん」と呼ばれ親しまれており、男子寮のすぐ隣に住まいを構えている。入学式の日に女子化した葉月達と遭遇し、成り行きで自宅に泊めて匿ったことから彼らの事情を知る良き協力者となり、以後彼の家は五人が女子化した際に泊まる避難場所となっている。一見大らかでマイペースに見えるが、女子化している間葉月達が授業を受けられないことを憂慮し、旧知の間柄である雨谷女子高等科校長に葉月達の事情を伝えて女子高等科への編入手続きを頼むなど気配りの利く一面も。因みに後述の譲治ともども雨谷のOBであり、若々しく見えるが30代をとうに超えているらしい。 斎木譲治(さいき じょうじ) 雨谷男子寮のもう一人の寮監で、春人の高校からの元同級生。春人の家にいた女子化状態の葉月達と鉢合わせしてしまったことから、なし崩し的に事情を知って協力者の一人になる。強面ではあるが小説家を本業としており、春人曰く「あれでロマンチスト」らしく葉月達の身に起きた事態に対しても割と早めに理解を示しているが、「あんな問題児五人庇い切れる自信ない」と頭を抱えている。 北条琢磨(ほうじょう たくま) 今年度から雨谷男子寮寮長となった二年生で、明日美の兄。高校に上がるまではずっとピアノを習っていたのだが、父親から何故か強硬に反対され口論になった為、中学卒業と同時にピアノをやめて雨谷学園に入学、家から通える距離であるにも関わらず父親と距離を置くために男子寮に入寮した。ルームメイトの渡瀬曰く文武両道・品行方正で人望厚い寮長らしいが、明日美に関してはやや過保護な面もあり、ふとしたことで葉月が彼女を遊びに連れ出したと誤解し、その後彼を始めとした一年生五人が度々どこかへ外泊する(女子化に伴い春人の家に避難している為だが勿論知らない)こともあって微妙にきつい態度を向ける。 しかし、ある時明日美の友人として出会った「月子」とふとした切っ掛けから親しくなり、反対されているピアノを叔父の教室で密かに続けて習っているという秘密を打ち明けたことを機に、その正体を知らぬまま彼女に惹かれていってしまう。(明日美にも月子と一緒にいる時では普段と様子が違うことを気づかれている) 永江勝(ながえ すぐる) 雨谷高校二年生で、今や幽霊部員の溜まり場となっているカレー部の部長。現在はレトルトカレーの食べ比べやおいしいカレー屋への遠征といった同好会レベルの活動しか出来ていないが、かつて中等部だった頃に学園祭で食べたカレー部のカレーが忘れられず、密かにもう一度学園祭での出店を夢見ている。
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雨谷学園(女子校)
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北条 明日美(ほうじょう あすみ) 雨谷女子高等科の新一年生で、雨谷男子寮寮長・北条琢磨の妹。長い三つ編みが特徴の明るく気さくな女の子で、入学初日に道に迷っていた葉月に男子校への道を教え、その後クラスに編入してきた「月子」と友達になる。兄や父以外の男性とあまり接してこなかったせいか、王子様のような兄・琢磨に対しお兄ちゃん子気味なところもあったが、「月子の従兄弟」として知り合った葉月と関わり、何度も会う内に彼を異性として意識していく。 武都 桜子(むつ さくらこ) 入学後しばらくしてクラスメイトの明日美と親友になった少女で、実は女子高等科校長・薫子の姪。大人びていてクールな雰囲気の持ち主で他の女子生徒達から手紙を送られることも多いが、実は入学式の日から明日美に密かな恋心を抱き、彼女に突然接近してきた葉月に嫉妬することも。また突如帰国子女として編入してきた「月子」達のことも怪しんでおり、取り分け月子に対して試したり挑発するような言動を繰り返していることからトーマにはあまり快く思われていない。時折早朝に登校することがあり、ロードワーク中の五郎丸とすれ違うことも多かった為彼から意識されている。 ある時五郎丸に声を掛けられるが、悪気こそなかったものの彼のコンプレックスである身長のことを指摘して怒らせてしまう。しかし、その後起きたある事件を境に「淳子」、そして五郎丸本人とも急接近していくことになる。
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