門司港・和布刈地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:13 UTC 版)
門司港地区は、門司港レトロの観光事業で脚光を浴びている。門司港駅(1914年(大正3年)築)の付近から第1船溜り周辺にかけては、旧門司三井倶楽部(1921年(大正10年)築)、旧大阪商船ビル(1917年(大正6年)築)、旧門司税関(1912年(明治45年)築)などの歴史的建造物が集まっている。旧九州鉄道本社(1891年(明治24年)築)を転用した九州鉄道記念館などの観光施設や、出光美術館、ホテル、商業施設も立ち並んでいる。関門海峡エリアは、美しい日本の歴史的風土100選に選ばれ、門司港駅をはじめとするレトロ地区の施設群は経済産業省の近代化産業遺産に認定されている。 他方、年間200万人とされるレトロ地区の観光客は栄町などの商店街に流れておらず、商店街再生の前途は厳しいままである。 門司港駅。2019年(平成31年)3月に大正時代の姿に改修された。 旧門司三井倶楽部。レトロ事業により門司区谷町から門司港駅正面に移築したもの。 第1船溜りに面した商業施設(海峡プラザ)。 第1船溜りの出入口にある跳ね橋(ブルーウィングもじ)。背後にプレミアホテル門司港。 超高層マンションの門司港レトロハイマート。最上階が「門司港レトロ展望室」となっている。 出光美術館(門司)。 アーケード商店街(栄町銀天街)。 錦町界隈の家並み。 古城山を中心とする.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}和布刈(めかり)地区は、古くからの観光名所であり、1956年(昭和31年)に和布刈公園を含む一帯が瀬戸内海国立公園に編入された。かつて要塞地帯であったため、樹木はよく保存されていたが、関門橋・関門自動車道の建設により、景観は変貌を余儀なくされた。レトロ事業と同時期に海峡めぐり推進事業の中で整備され、展望台には源平合戦絵巻の壁画が設置され、頂上広場、遊具広場、遊歩道なども整備されている。和布刈神社では、毎年旧暦元旦に神官が海に浸かってワカメを刈り、神前に備える和布刈神事が行われ、福岡県の無形文化財に指定されている。門司港地区(九州鉄道記念館駅)と和布刈地区(関門海峡めかり駅)の間を、平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線のトロッコ列車が走っている。 和布刈公園から見た関門橋。 和布刈公園にある世界平和パゴダ。日本とミャンマーとの親善などを目的に1958年に建立された。 ノーフォーク広場。門司市以来の姉妹都市・アメリカ合衆国バージニア州ノーフォークとの友好関係を記念し、1986年(昭和61年)に整備された。 関門国道トンネル人道入口。 平成筑豊鉄道門司港レトロ観光線を走る潮風号。
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