逗子の住人とは? わかりやすく解説

逗子の住人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 13:53 UTC 版)

狂骨の夢」の記事における「逗子の住人」の解説

宇多川 朱美うだがわ あけみ) 崇の妻。27歳祝言入籍もしていないので正式に夫婦ではなく所謂内縁の妻の関係。8年前に記憶失い利根川流れてきたところを宇多川救助され彼の調査記憶取り戻した後で夫婦となる。 身辺うろつく憲兵から逃れて転居繰り返し3、4年程前に逗子葉山側へ引っ越してきた後、先夫殺害記事を目にしたのをきっかけ自分骨になる悪夢を見るようになり、さらには行ったはずのない千葉県九十九里一松海岸生まれた他人記憶までる。様々な怪現象悩まされた末に「飯島基督教会」へ相談現れる宇多川 崇うだがわ たかし) 小説家幻想小説大家57歳関口曰く乱歩の蘞味と鏡花品格併せ持ち太郎魔境露伴遊ばせる」ような独特の作風高い評価得ている。文化藝術社主催「本朝幻想文学賞」創設にも尽力した大柄貫禄はあるが、太ってはおらずどこか神経質危なっかしい印象与える。 故郷埼玉県本庄住んでいた8年前、利根川溺れていた朱美助け記憶取り戻すために尽力しそのまま惚れ込んで後妻迎えた。しかし逗子越してからは妻が記憶過剰に取り戻してしまい、妻の様子がおかしいことを関口相談し二人を介して榎木津に8年前の佐田申義殺害真相解決依頼しようとしていたが、その翌日殺害される4年前に執筆した「井中の白骨」は、平田篤胤勝五郎再生記聞番町皿屋敷足したような作品で、昭和23年舞台の『中禅寺先生物怪講義録』の1話でも書籍登場している。 降旗 弘ふるはた ひろむ) 飯島基督教会居候。元精神科医木場とは幼馴染み榎木津とも面識があった。幼児体験トラウマ解消するべくフロイト精神神経医学学んだが、逆に激し自己嫌悪に陥っている。 白丘 亮一しらおか りょういち) 飯島基督教会牧師出身石川県羽咋伝導者云うよりは宗教歴史学者に近く、特に基督教に就いて博覧強記であり、説教より講義が得意で弁も立つ。新教徒ではあるが聖書主義には批判的で、三位一体に就いては特に否定的大戦の時は入営したものの訓練中に銃の暴発事故で脚を負傷して除隊することになり、戦場へ送られなかった。 はっきりとした信仰を持つことができずに苦悶している。また、少年期のとある体験トラウマになっており、髑髏神主恐怖心を抱く。金色髑髏事件周辺目撃されていたため、警察マークされる一柳 史郎(いちやなぎ しろう) 宇多川隣人。妻と二人暮らし朱美夫人良く世話になっている文覚もんがく逗子外れ檀家も墓もなく本尊もない寺、聖宝院文殊寺住職。顔の下半分を白い髭で覆われた、木乃伊即身仏のような異相老人

※この「逗子の住人」の解説は、「狂骨の夢」の解説の一部です。
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