買収・譲渡の歴史
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「アドバンスト・マイクロ・デバイセズ」の記事における「買収・譲渡の歴史」の解説
年表年月日1996 ? Atiq Raza率いるNexGen Microsystems社を買収し、当時NexGenが開発中だったNx686というx86互換CPUを手に入れた:1。 2002 MIPSアーキテクチャのプロセッサの設計・開発を行っていたAlchemy Semiconductorを買収:7。 2003 8 ? ナショナル セミコンダクター (NS) からセットトップボックスやシンクライアント向け、x86互換統合プロセッサの「Geode」(ジオード)の開発を中心とする部門を買収:7。Alchemyの買収と矛盾す るがGeodeの買収時にITハードウェアメーカーに対し全てにx86を導入するように呼びかけた。 2004 9 同社フラッシュメモリ部門と富士通のフラッシュメモリ部門を統合。NOR型フラッシュメモリ製造では世界第1位(当時)となるスパンションを設立。AMDは富士通と共にスパンションの株主となった。 2006 6 Alchemyプロセッサ部門をRMI (Raza Microelectronics, Inc.) に売却することを発表した。 7 グラフィックスチップ、チップセットの開発、製造を行うカナダのATIを総額54億ドルで買収した。これにより、AMDはグラフィック、チップセットの拡充に加えATIが所有しているインテルとのクロスラ イセンス権を所有する事にもなった。このクロスライセンス契約の中には、インテルが特許を所有して いるバスシステムに関するものもあり、このクロスライセンス契約によりATIはインテル向けのチップ セットを作成していた。しかしインテルのライセンスは製品世代ごとのライセンス方式に切り替えてい たことから、インテルが直接競合するAMDの一部門となったATIには新製品のライセンスは締結され ず、ATIはAMDプロセッサ向けチップセットの製造に注力している。ATI買収により、AMD Fusionなど を始めとする、新たなアーキテクチャの開発が進むと見られている。 2008 8 26 同社のデジタルテレビ(DTV)部門をブロードコムへ1億9,290万ドルで売却することを発表。アナログ・ビデオ・デコーダ、ステレオ・オーディオ・プロセッサを搭載したチップセット「Theater 200」の IP資産・特許をブロードコムへ移籍させた。ブロードコムは自社のDTV部門とAMDのDTV部門を統合さ せ、2008年第4四半期に売却が完了した。 10 7 同社の製造部門(ファウンドリ)をスピンオフし、アドバンス・テクノロジー・インベストメント (ATIC) と共同で設立する「The Foundry Company(当時の仮称)」に移管することを発表した。新会社の 株式はAMDが34.2%、ATICが65.8%を保有する。2009年2月に株主総会で承認された。 2009 1 ? 同社のモバイルプラットフォーム部門における、グラフィックスチップ技術を含むハンドヘルド関連のIP資産・特許の一部をクアルコムに6,500万ドルで売却すると発表した。 3 4 製造部門の分社化が完了しGlobalFoundries(グローバルファウンドリーズ)として正式に設立された。 7 22 x86プロセッサの出荷が5億個を突破したと発表した。 2012 2 29 マイクロサーバーベンダーのシーマイクロ(英語版)を3億3,400万ドルで買収すると発表した。AMDは同買収によりサーバー・ハードウエア市場に参入し、クラウドコンピューティング向けデータセンター分野 において大きいシェアを持つ。 2020 10 28 FPGA大手Xilinxを買収すると発表した 2022 2 15 Xilinxの買収が完了した
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