モバイル‐プラットホーム【mobile platform】
読み方:もばいるぷらっとほーむ
モバイルプラットフォーム
【英】mobile platform
モバイルプラットフォームとは、携帯電話(フィーチャーフォン)やスマートフォンをはじめとするモバイル機器に組み込まれてソフトウェアの動作基盤となるシステムのことである。
モバイルプラットフォームは、一般的にはモバイル機器向けのオペレーティングシステム(OS)と同義であり、「モバイルOS」と特に区別せず用いられている。ただし、OSと共に組み込まれているWebブラウザ、メール、アドレス帳といった基本的アプリケーションをも含む呼称としてモバイルプラットフォームの呼び名が用いられている場合も少なくない。
比較的早期に登場したモバイルプラットフォームの代表的な例としては、Palm OS、BlackBerry OS、Symbian OSなどを挙げることができる。Palm OSはPDA「Palm」に、BlackBerry OSはスマートフォン「BlackBerry」にそれぞれ搭載され、Symbian OSはPDA、スマートフォン、フィーチャーフォンにも搭載された。
2000年代後半に入ると、Appleが2007年に発表したiPhoneのモバイルプラットフォーム「iPhone OS」(iOS)、Googleが2008年に発表した「Android」が共に急速に普及し、大きなシェアを占めるに至っている。iOSもAndroidも、スマートフォンおよびタブレット型端末に搭載されている。Microsoftはスマートフォン(Windows Phone)向けプラットフォームとして「Windows Phone」、タブレット型端末(Microsoft Surface)のプラットフォームとして「Windows RT」を発表している。
モバイルオペレーティングシステム
(モバイルプラットフォーム から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/14 10:37 UTC 版)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 (2025年12月)
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モバイルオペレーティングシステム(英: mobile operating system)とは、モバイル機器に搭載されるオペレーティングシステム(OS)の総称。モバイルOS(mobile OS)、携帯汎用オペレーティングシステム、モバイルプラットフォームとも言う
概要
スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)などの携帯機器に搭載される汎用のOSの総称である。
2023年の販売台数ベースでその各タイプの割合を分析すると、スマートフォンが大部分を占めている。特に大きな市場シェアを獲得しているモバイルOSとしてはAndroidとiOSがある。近年の利用状況の一例として、ウェブ利用統計上では2025年11月の世界のモバイルOSの割合はAndroid 71.94%、iOS 27.64%であったとされる[1]。他には、Firefox OSからフォークされインドの巨大市場で広まったKaiOSがある。
一時期は多種類のモバイルOSが生まれ多数のモバイルOSがこの世に存在していたが、競争の結果、2016年第2四半期には世界スマートフォンOSの販売シェアはAndroid 86.2%、iOS 12.9%で、両者の合計は99.1%だった[2]。このように2010年代後半以降、スマートフォン向けOSはAndroidとiOSの比率が非常に高い状態が続いている。
Tizen、Symbian OSなどはすでに他のOSと統合されたり、モバイルOSとしてのシェアが消滅したりしている。
アプリケーションソフトウェア(アプリ)はアプリストア経由などで自由にインストールすることができる。特に2024年以降、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)への対応として、AppleはEU域内でアプリ配布(代替アプリマーケットプレイス等)や決済手段などに関する仕組みを追加している。その結果、iOSのアプリ流通やブラウザ実装の自由度は、地域によって差が生じる状況となっている[3]。
モバイルOSはデスクトップOSのようにグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)を備えており、また各種のシステム設定をある程度変更・カスタマイズできるユーティリティも組み込まれていることなどから、OSの存在を直接エンドユーザーに意識される機会が多い。だが分類上は"組み込みオペレーティングシステムの一種"とされることが多い。しかし、各モバイルOSのルーツについては、Symbian OSのように携帯機器向けに独自に開発されたもの、iOSのようにデスクトップOSから派生したもの、Androidのように組み込みLinuxから派生したものなどがあり、必ずしも組み込みOSから派生したものではない。
現行の主なモバイルOS
タブレット・スマートフォン・フィーチャーフォン向け
- Android(Google)
- GoogleによるモバイルOS。LinuxをベースにしたOS。スマートフォンのOSとして世界シェア第1位。さまざまなベンダー(メーカー)の「Androidスマートフォン」や「Androidタブレット」に搭載されている。
- iOS(Apple)
- AppleによるDarwinベースのモバイルOSであり、Mac OS Xから派生した。iPhone、iPad、iPod touchに搭載される。かつてはiPadシリーズにも搭載されていたが、iPadOSに分化した。
- HarmonyOS(Huawei)
- HuaweiによるモバイルOS。当初はAndroidのコードを使用していたが、その後発表されたHarmonyOS Nextよりそれらのコードを削除し、HarmonyOSのネイティブアプリのみをサポートするようになった。中国市場ではHarmonyOSが一定のシェアを占めており、2025年の調査ではHarmonyOSが14%に達し、同国で第2位のOSとして位置づけている[4]。
- iPadOS(Apple)
- iOSから派生したモバイルOS。iPad、iPad Air、iPad mini、iPad Proに搭載される。タブレット向けに最適化されている。
- KaiOS(KaiOS Technologies Inc.)
- Firefox OSの後継であるB2G OSからフォークされた、フィーチャーフォン向けのOS。省メモリ性能に優れており、HTML5ベースのアプリを専用ストアからダウンロードできる。2018年の報道では、インドにおいてKaiOSがiOSを上回り第2位になったとされている[5]。
- Ubuntu Touch
- Ubuntuのモバイル版。Ubuntuの操作感をモバイル機器で実現するもの。ソースコードの管理は2015年にカノニカルからUBportsに移され、現在はUBportsが開発・保守を行っている。一部のAndroid端末にインストールすることも可能。
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Google Androidの画面
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iOSの画面
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KaiOS上のアプリでウィキペディアを閲覧した動画
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Ubuntu Touchのアプリ・ランチャー画面
スマートウォッチ向け
- Wear OS(Google)
- GoogleのAndroidをベースとしたスマートウォッチ向けOSで、複数のメーカーの製品に搭載されている。
- 「List of Wear OS devices」(Wear OSを搭した機器の一覧。英語版)も参照可。
- watchOS(Apple)
- AppleのiOSから派生。Apple Watchに搭載。
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GoogleのWear OS
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AppleのwatchOS。アナログ時計表示の際の文字盤。
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AppleのwatchOSのナイトモード
その他
- BREW(クアルコム)
- 同社が開発した携帯電話向けリアルタイムオペレーティングシステムのREX OSから拡張されたモバイルオペレーティングシステム。日本ではauブランドを展開するKDDI、および沖縄セルラー電話の2002年度以降に発売されたほとんどのau携帯電話(フィーチャーフォン)に搭載されていたが、AUのフィーチャーフォンは2022年3月31日をもってサービスを終了した。
- Bada(サムスン電子)
- スマートフォン向けOS。開発終了。
- BlackBerry OS(ブラックベリー)
- BlackBerryに搭載される独自のモバイルオペレーティングシステム。開発終了。
- Firefox OS(Mozilla Foundation)
- LinuxベースのオープンソースOS。アプリは、HTML5・CSS・JavaScriptなどで作成される。日本ではauブランドを展開するKDDI、および沖縄セルラー電話が2014年12月下旬以降より順次発売された韓国・LGエレクトロニクス製のFx0 LGL25に初めて搭載された。Firefox OS自体は開発終了したが、当OSをフォークしたものがKaiOS(上述)として使われ続けている。
- Symbian OS(Symbian Foundation)
- 携帯電話やスマートフォンに特化した設計をもつオペレーティングシステム。元はノキアが開発した。従来型携帯電話にも多く採用された。初期のスマートフォンで普及したが、iOS・Androidが主流化し衰退。
- Tizen(Linux Foundation、Tizen Project等)
- LinuxベースのオープンソースOS。様々な企業が開発に参加している。2013年に搭載端末が発売予定であったが、見送られ、2021年12月31日にはアプリもダウンロードできなくなり完全閉鎖。
- HP webOS(Palm→ヒューレット・パッカード→LGエレクトロニクス)
- Palmが携帯情報端末向けに開発したが、Palmを買収したHPが事業継続を断念しオープンソース化した。LGがスマートテレビ向けのプラットフォームとして買収[6]。
- Windows Mobile(マイクロソフト)
- Windows CEをベースにしたオペレーティングシステム。開発終了。
- Windows Phone(マイクロソフト)
- Windows Mobileの後継製品。スマートフォン向けに新たに開発された。Windows Phone 8より、Windows NTベースとなった。開発終了。
- Windows 10 Mobile(マイクロソフト)
- Windows Phoneの後継製品。デスクトップ版Windows 10とプラットフォームを完全に統一した。開発終了。
- Windows RT/RT 8.1(マイクロソフト)
- Windows 8、およびWindows 8.1のARMアーキテクチャ版であり、タブレット向けのOS。開発終了。
アプリ開発
アプリケーションソフトウェア(アプリ)開発者向けには、統合開発環境などのプログラミングツール、各種ライブラリ、GUIフレームワークなどが用意されている。
出典
- ^ “Mobile Operating System Market Share Worldwide” (英語). StatCounter Global Stats. 2025年12月14日閲覧。
- ^ a b c “Gartner Says Five of Top 10 Worldwide Mobile Phone Vendors Increased Sales in Second Quarter of 2016” (英語). Gartner. 2025年12月14日閲覧。
- ^ “Apple announces changes to iOS, Safari, and the App Store in the European Union” (英語). Apple Newsroom. 2025年12月14日閲覧。
- ^ “Global Smartphone Sales Share by Operating System” (英語). counterpointresearch.com. 2025年12月14日閲覧。
- ^ Shrivastava, Aakriti (2018年5月7日). “JioPhone's KaiOS becomes India's 2nd most used beating Apple iOS” (英語). MEDIANAMA. 2025年12月14日閲覧。
- ^ “LG、HPからwebOSを買収してスマートTVのOSに PalmはHPがサポート継続”. ITmedia. (2013年2月26日) 2013年3月12日閲覧。
関連項目
- モバイルプラットフォームのページへのリンク