読者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/30 20:07 UTC 版)
読者(どくしゃ)は、書籍、新聞、雑誌等の文章を読む人、読み手のこと。
特にある作者や雑誌を好んで読む人を愛読者という。愛読者を「読者を愛すること」の意味とするのは筒井康隆の解釈である(『乱調文学大辞典』)。
受容理論における読者
一般に読者とは作品を鑑賞する(だけの受動的な)存在と考えられているが、文学の受容理論において、文学の生産や受容の要素の一つとされる。この場合、現実の読者のみではなく、作者が想定する読者、テクストが指示する読者の意味も持つ。
参考文献
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- 外山滋比古『近代読者論』垂水書房、1964年(みすず書房、1969年)
- 前田愛『近代読者の成立』有精堂、1973年(岩波現代文庫、2001年。ISBN 4006020325)
- H.R.ヤウス『挑発としての文学史』轡田収訳、岩波書店、1976年。ISBN 4000013165(岩波現代文庫、2001年。ISBN 4006000669)
- ロジェ・シャルティエ、グリエルモ・カヴァッロ編『読むことの歴史:ヨーロッパ読書史』田村毅[ほか]共訳、大修館書店、2000年。ISBN 4469250643
- 和田敦彦『メディアの中の読者:読書論の現在』ひつじ書房、2002年。ISBN 4894761572
- 石原千秋『読者はどこにいるのか:書物の中の私たち』河出書房新社、2009年。ISBN 9784309624013(河出文庫、2021年。ISBN 9784309418292)
- 和田敦彦『読書の歴史を問う:書物と読者の近代』笠間書院、2014年。ISBN 9784305707369(改訂増補版、文学通信、2020年。ISBN 9784909658340)
関連項目
読者
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正宗白鳥、森本慶三、萩原碌山、相馬愛蔵、井口喜源治、朝比奈儀助、根本益次郎、今岡信一良、魚住影雄らに愛読された。
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読者
「読者」の例文・使い方・用例・文例
- 批評力のある読者
- 彼の本は一般読者からすばらしい賛辞を受けた
- 彼の見解は何人かの読者を怒らせた
- 君のブログにはROMを含む多くの読者がいることを、心に留めておくべきだよ。
- 多くの読者が彼の感傷癖を思いやりと誤解した。
- 3月の終わりに彼はクラスの式辞朗読者に選ばれた。
- それらは読者に混同を与える記述だった。
- それらは読者を混同させる記述だった。
- それらは読者を混同させる内容だった。
- あなたの執筆した記事は読者に大変人気があったので、引き続き、独身女性の節約生活のコラムを担当してもらいたいと考えております。
- グルメ特集の記事よりも、働く女性向けのコラムの方が、読者からは支持されています。
- 貴誌の定期購読者です。いつも楽しく拝読しています。
- 査読者への回答は学会事務局までお送り下さい。
- 読者の方から意訳と直訳について質問されました。
- 彼はスティーヴン・キングの熱心な愛読者です。
- ディッケンズの考えが、ロンドンの下町の生き生きした描写と共に読者には伝わる。
- おい、いい加減パンツネタはやめとけよな、読者が退く、ドンビキ。
- 編集者はささいな事実を読者に提供するのに極端に走ることがよくある。
- 不幸はあまりにもひどく、読者は涙を抑えることが出来なかった。
- 彼は一般の読者に人気がある。
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