訪日観光客の統計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 07:48 UTC 版)
日本において、観光に関する統計データとしては、国土交通省が実施しているもののほか、自治体や業界団体等が発表している。国土交通省では、2006年度から宿泊統計調査を行っている(ただし小規模・零細な施設は除外)ほか、消費、宿泊、入込についての観光統計の整備を図っている。 2015年度中の訪日観光客は19,737,409人であった(以下の表は2015年のもの)。日本を訪れる海外からの観光客数は概ね増加傾向にある。2013年にはそれまで年間目標としていた1,000万人を史上初めて突破、2016年3月には月間200万人を超えた。2019年訪日外客数は3,188万人で過去最高を更新した。2016年、政府は2020年を目途に年間訪日観光客数を4,000万人まで引き上げることを目標としているが、新型コロナウイルスの影響で訪日外国観光客数が激減し、2020年6月16日に発表された観光白書には、2020年に年間訪日観光客数を4,000万人にするという目標の記載がなくなった。 順位国名 観光客数(人)比率(%)1 中国 4,993,689 25.3% 2 韓国 4,002,095 20.3% 3 台湾 3,677,075 18.6% 4 香港(中国) 1,524,292 7.7% 5 アメリカ 1,033,258 5.2% 6 タイ 796,731 3.7% 7 オーストラリア 376,075 1.9% 8 シンガポール 308,783 1.6% 9 マレーシア 305,447 1.5% 10 フィリピン 268,361 1.4% その他 2,451,603 12.8% 合計 19,737,409 100% 観光に関する統計は、「入込客数」と「消費額」とに大別される。「消費額」は「入込客数」と単価との積で求められる。入込客数は、地域内客と地域外客あるいは宿泊客数と日帰客数とに分けられる。さらに、地域外客の発地別内訳も調査項目に含む。消費額は、宿泊、飲食、土産、その他に分けられ、単価と総額(消費額)とが発表される。ただ、これらの統計は、あくまでも「推計」である。
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