訪日観光客にとって
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:48 UTC 版)
「渋谷スクランブル交差点」の記事における「訪日観光客にとって」の解説
この交差点は、東京名所の一つ“Shibuya Crossing”として海外の多くの観光ガイドで紹介され、訪日観光客にとって有名観光スポットになっている。タイムズスクエアがニューヨークの顔として知られるように、この交差点は東京、ひいては日本を代表する情景として、広く世界的に知られている。交差点の歩行者用信号が青になった途端、四方から押し寄せる夥しい群衆がぶつかることなく整然とそれぞれの方向へ散ってゆく様子は、首都圏に住む日本人にとっては気にも留めない一風景に過ぎないが、外国人の目には秩序を好む日本人らしさの象徴と新鮮に映るようで、わざわざこの交差点を見に来る人は後を絶たず、交差点周辺で写真や動画を撮る外国人の姿が普段からよく見られる。 この交差点が海外へ広く知られるようになったきっかけは、ソフィア・コッポラが監督した2003年の映画『ロスト・イン・トランスレーション』のロケ地のひとつとなったことに遡り、ラインプロデューサーを務めた井上潔によるとこの映画が「日本のイメージとしての渋谷を、広く海外へと知らしめる契機となった」。その後、この交差点は東京を代表するロケーションとして日本映画のみならず多くの海外映画にも登場するようになり(例えば2006年の『バベル』、2006年の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』、2010年の『バイオハザード4』など)、ほか様々なテレビドラマやプロモーションビデオのロケ地にもなっている。 2016年リオデジャネイロオリンピックの閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーで紹介された次回開催地・東京を紹介する映像パート「WARMING UP! TOKYO 2020」では、冒頭で体操選手の土橋ココがこの交差点でゆかの演技(タンブリング)をするシーンからスタートし、さらには最終盤ではドラえもんがスクランブル交差点に建てた土管にマリオが飛び込んでリオデジャネイロに向かうという形で、東京を代表するロケーションとして紹介されている。
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