複合怪獣 リガトロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 00:42 UTC 版)
「ウルトラマンティガの登場怪獣」の記事における「複合怪獣 リガトロン」の解説
第4話「サ・ヨ・ナ・ラ地球」に登場。 木星の衛星軌道上に現れた未知の発光体が、木星探査船ジュピター3号とその乗員を取り込み、その乗員の意識を調べて最も人間が恐怖を感じる姿に変異した怪獣。頭部にはジュピター3号のコンピュータが内蔵されており、宇宙船の出力と機能を併せ持つ。さらなるエネルギーを求めて鹿島灘の宇宙開発局施設沖に降り立ち、宇宙開発局の高純度エネルギーや鶴ヶ崎発電所を狙う。両手の鋭い爪をタンクに突き刺して高純度エネルギーを飲む。武器は両手の鋭い爪の先端から放つ波状レーザーと、レンズ状の目を発光させての爆撃、さらに背中のロケットブースターで敵を吹き飛ばしたり、取り込んだ乗組員の知識や能力を利用して宇宙開発局の防衛システム「DCS」のセキュリティシステムを解除して機能を止めることも可能。また、ティガ・マルチタイプのハンドスラッシュやパワータイプのデラシウム光流も効かない超硬ボディーと怪力を持ち、レナには「難攻不落の要塞」と評される。ティガをも圧倒し、倒す手段はないかと思われたが、シンジョウの機転でGUTSを通じてジュピター3号のコンピュータに送信された乗組員の家族の写真により乗組員の意識が覚醒すると、乗組員に内部のエネルギーを奪われて抜け殻状態となる。その抜け殻はティガのゼペリオン光線で破壊され、乗組員の意識は奪い取ったエネルギーを吸収して光のエネルギー体に変異し、宇宙に消えていく。 スーツアクター:北岡久貴 声:佐藤正治 腕のカマが飛行形態時の主翼となるようにデザインされた。監督の神澤の指示で決定稿になるに従ってディテールを細かく描いている。 リガトロンの元となった無機物と融合して怪獣化するというエネルギー体の特性は、後継作『ウルトラマンダイナ』に登場するスフィアに類似しており、朝日ソノラマ刊『ファンタスティックコレクション空想特撮映像のすばらしき世界 ウルトラマンティガ/ウルトラマンダイナ/ウルトラマンガイア』のTPC年表でもこれに関連付ける記述が見られる。
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