製品とユーザー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 02:28 UTC 版)
「ストラタステクノロジー」の記事における「製品とユーザー」の解説
最初の製品ラインはモトローラのMC68000プロセッサーをベースとしていたが、次にはIntel i860、最後にはヒューレット・パッカードのPA-RISCに移行した(Continuumファミリ)。 より最近のシステム(ftServerファミリ)では、インテルのプロセッサーをベースとし、オペレーティングシステムとして独自のVOS(Virtual Operation System)、Microsoft Windows 2003、Linuxを稼働させている。VOSはMulticsから多くの特徴を受け継ぎ、拡張を続けて現在のストラタスのサーバ用のオペレーティングシステムとなっている。なおストラタスはFTX (Fault-Tolerant UNIX) と呼ばれるオリジナルのUNIXをベースとしたUNIX製品も持っていたが、既に販売を停止している。 ストラタスはVOSを搭載したV-series ftServersを発売し、2006年8月までにRed Hat Enterprise Linuxを搭載したT-series ftServers、Windows Server 2003を搭載したW-series ftServersを発売した。 2006年にはストラタスはテキサス州のEmergent Network Solutionsを買収した。EmergentサーバのアプリケーションであるENTICEは、ストラタスの通信ソリューションの基盤となった。ストラタスは最近は仮想化製品であるStratus Avanceも提供している。Avanceは高可用性のバーチャルマシンをまたがるアプリケーション開発を可能にする。 ストラタスの存在感は、フェニックス、アリゾナ州、メリーランド州、マサチューセッツ州などでは大きいが、他の州や日本を含む諸国では小さい。ストラタスは巨大な顧客ベースを持っており、クリティカルな環境での使用となる銀行、救急センター、警察、消防署、病院、医療施設、政府、クレジットカード会社、証券会社、通信電話会社、インターネットプロバイダーなどが多く利用されている。 近年は、新製品の投入もあり産業用用途での使用が急増している。 2009年1月現在では、主に以下のサーバーを販売している。 ftServerファミリ(CPU:クアッドコアXeon)ftServer 2510 (Windows 2003 Server、Red Hat Enterprise Linux) ftServer 4410 (Windows 2003 Server、Red Hat Enterprise Linux、VMware ESX) ftServer 6210 (Windows 2003 Server、Red Hat Enterprise Linux、VMware ESX) Continuumファミリ(CPU:PA-RISC)Continuum 1200シリーズ(オペレーティングシステム:VOS) Continuum 600シリーズ(オペレーティングシステム:VOS) Continuum 400シリーズ(オペレーティングシステム:HP-UX) 2019年 無停止機能を備え、産業分野のエッジ環境用に専用設計された、ゼロタッチで信頼性が高く、セキュアで、高度に自動化されたコンピューティング プラットフォーム ztC Edge を発売。 産業用途のエッジサーバーとして各所(自動車等のモノづくり現場から、工作機器への組込用途)で使用されている。
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