VMware ESX
VMware ESXとは、コンピュータを仮想化する「VMware」シリーズの製品のうち、仮想化OS(ハイパーバイザ)を実現するソフトウェアの名称である。
VMware ESXは、仮想化プラットフォームの製品群である「VMware vSphere」を構成するソフトウェアの一部として販売されている。x86アーキテクチャーのハードウェア上で動作する代表的な仮想化ソフトウェアとして知られている。
VMware ESXから管理機能(サービスコンソール)などを省いた簡易版である「VMware ESXi」は無償で提供されている。なお、VMwareと同様のハイパーバイザ型の仮想化OSとしてはMicrosoftが提供する「Hyper-V」などがある。
参照リンク
VMware vSphere を 60 日間無償で評価 - (VMware)
仮想化技術: | Hyper-V ハイパーバイザ VMware VMware ESX VMware ESXi VMware vSphere |
技術・開発: | ホストOS |
VMware ESXi
(VMware ESX から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 06:24 UTC 版)
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開発者 | VMware |
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最新安定版 | 8.0 Update 3e (Build 24674464)[1] / 2025年4月10日 |
プラットフォーム | IA-32(4.0以前) x64 ARM64(ベータ) |
カーネル種別 | マイクロカーネル |
ウェブサイト | www |
VMware ESXi(ヴイエムウェア・イーエスエックスアイ、主にイーエスエックスアイと通称)は、VMware が仮想コンピュータを導入して提供するために開発したエンタープライズクラスのハイパーバイザである。以前の製品名は「ESX」。
同製品はホストOSが不要で、ハードウェアに直接インストールして動かせる独立したハイパーバイザで、いわゆるアプリケーションではない。このような製品を、一般にはベアメタルハイパーバイザと呼ぶ。ESX とは Elastic Sky X の略であり、ESXi は Elastic Sky X integrated の略である。オンプレミス環境やクラウド環境の仮想化や構築に用いられる。
2025年4月10日より再提供が開始された無償版は、vCenterでの集中管理に対応せず、個別ホストごとに「VMware Host Client」で管理する必要があり、仮想マシンのvCPUは最大8個までの制限がある[2]。2024年2月12日から2025年4月9日までの期間、提供停止されていた[3]。
脚注
- ^ Build numbers and versions of VMware ESXi/ESX
- ^ “約1年ぶりに復活 VMwareが「ESXi」無償版を再提供”. ITmedia エンタープライズ. 2025年4月21日閲覧。
- ^ “VMwareが「ESXi無償版」の提供を終了 移行先の有力候補は?”. ITmedia エンタープライズ. 2025年4月21日閲覧。
関連項目
- KVM Linux Kernel-based Virtual Machine – オープンソースのLinuxカーネル仮想化基盤
- Hyper-V – マイクロソフト製品
- Xen
- 仮想アプライアンス
- 仮想機械
- VMFS
- x86仮想化
- クラウドコンピューティング
- Amazon Web Services
- Microsoft Azure
外部リンク
- VMware ESXのページへのリンク